海が大好き、水族館愛好家のシーアです。() @seer1118b
仙台への家族旅行で、「仙台うみの杜水族館」に行ってきました。
三陸の豊かな海を表現した大水槽など、魅力的な展示がいっぱい!
…ですが、事前にネットで調べた評判によると、「入場料が高い」「混みすぎ」「1時間程度で十分」と、あまり評価がよくなかったんです。
この記事では、アラフォー夫婦が、中学生・小学生の子どもたちとともに、仙台うみの杜水族館に行ってきた感想をまとめました。
結果的には、幅広い年代の方におすすめできる、魅力的なスポットでしたよ。
仙台うみの杜水族館へのアクセス
仙台うみの杜水族館は、仙台の再開発エリア、高砂中央公園にあります。
JR仙石線「中野栄」駅から徒歩15分…とHPに書かれてますが、実際には30分くらいかかりました。
無料シャトルバスも出ていますが、運行時間が合わなくて乗れず…無理せず、バスかタクシーに乗るのがおすすめ。
魚も従業員も、マリンピア松島水族館から移籍
かつて、宮城県には、マリンピア松島水族館がありました。
2015年、施設の老朽化や経営難を理由に、惜しまれつつ閉園。
その意思を継ぐ形でオープンしたのが、仙台うみの杜水族館です。
仙台うみの杜水族館の300種類・5万匹の飼育生物のうち、7000匹はマリンピア松島水族館から引き継いだもの。
さらには、従業員や飼育員もほとんどが移籍してきたんです。
仙台うみの杜水族館は、民間経営の水族館
水族館としては珍しく、県や市の経営ではなく、民間の営利組織として運営されています。
民間経営だからこそ、ユーザーの声を拾い上げて、サービスや展示、イベントがどんどんブラッシュアップされています。
【仙台うみの杜水族館】うみの杜は10月5日からハロウィンイベント開始です🎃
エントランスにはハロウィン水槽!各パフォーマンスもハロウィン特別バージョンに!
10月26.27日の「大人」「ファミリー」の2夜連続スペシャルナイトも🎃https://t.co/yBCvYrl8h7#s_uminomori pic.twitter.com/GaKUz5ZwyR— 仙台うみの杜水族館公式 (@sendaiuminomori) October 3, 2019
オープン当初の悪評を返上するように、どんどんサービスを向上させています。
季節のイベントや新しい取り組みなども、フットワーク軽く取り入れているんです。
【#仙台うみの杜水族館 に行ってきました!】新エリア「#ちいさなリスのくに」に行ってきました! #リス との距離がとても近くてびっくり! #フォトジェニック な空間でのびのび暮らすリスたちを間近で観察、撮影することができました。詳細は後日レポートを掲載しますので、ぜひご覧ください。#SMMA pic.twitter.com/95tJ9ARH3X
— 仙台・宮城ミュージアムアライアンス (@smma_sendai) October 7, 2019
大水槽のイワシの群れは圧巻!スナメリもいるよ
入り口からすぐ、幅14m、深さ7.5mの大きな水槽がお出迎え。
天井から、天然の太陽の光が差し込む構造で、お魚たちがキラキラ輝いてとてもキレイなんです。
イワシの大群が、まるで1匹の魚のように泳ぐ様子は、絵本のスイミーみたい!
ひときわ目を引くのは、水槽の中を自由に泳ぎ回っているスナメリ。
このスナメリ、2017年に石巻市の定置網にかかって保護された子。
まだ1歳未満で、衰弱していたため、ひとりで生きていくのは難しいと判断され、ここ仙台うみの杜水族館で暮らすことになりました。
この子、とてもやんちゃで、同じ水槽にいるエイの尻尾を追いかけ回したり、他の魚の群れをかき乱したり、見ていて飽きないんです!
水槽の世界に、新しい風が吹き込んでる感じがして、ずっと眺めていられる光景でした。
仙台うみの杜水族館のイルカショーはイルカだけじゃない!
仙台うみの杜水族館のイルカプールは、客席との間に壁がなく、臨場感たっぷり。
前の方の席に座れれば、ダイレクトに水しぶきを浴びたり、アトラクション的な楽しみ方ができますね。
イルカだけでなく、アシカやオウムも出てきて、海だけにとどまらないショーを見せてくれます。
イルカたちは遊び心いっぱいで、ショーの出番以外のときも脇のプールで勝手にジャンプしたり、お腹でつるーんと滑っていたり、とても楽しそう!
ペンギンの飼育種類数は全国2位
仙台うみの杜水族館は、ペンギンの飼育数は全国有数。
なんと8種類のペンギンが飼育されていて、長崎ペンギン水族館に次いで、全国2位!
コウテイペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンなど…たくさんの種類のペンギンを見ることができます。
中でも、コガタペンギン(別名:フェアリーペンギン)のかわいらしさは格別!
ほんの30cmくらいの体長で、とても小さいんです。
ときどきお尻をプルプル震わせたり、エサをあげにくる飼育員さんに甘えたりしています。
ヨシキリザメの飼育日数、日本記録更新中!
仙台うみの杜水族館では、国内で唯一、ヨシキリザメの飼育に力を入れています。
ヨシキリザメは、かまぼこやフカヒレの材料になる、仙台ではおなじみの生物。
ですが、環境の変化によるストレスに弱いので、飼育は難しいんです。
ヨシキリザメの水槽は、他の生物や岩場や海藻がまったくなく、ただ広いスペースになっていました。
日本で2箇所だけ!イロワケイルカに出会える水族館
イロワケイルカは、白と黒のモノトーンカラーが特徴。
別名、パンダイルカともいわれています。
とても珍しい生き物で、日本の水族館で見られるのは、仙台うみの杜水族館と鳥羽水族館だけ。
繁殖が試みられていますが、飼育が難しく、赤ちゃんが生まれてもすぐ亡くなってしまうことも…。
仙台うみの杜水族館でも、2019年に入って2頭が相次いで亡くなるなど、飼育の難しさを物語っています。
白内障のバイカルアザラシ
かわいらしいアザラシがいたので、じっと見ていたら、なんだか違和感が…目が白いんです。
実はこの子、白内障の疑いがあるそうで、治療法を模索中だそうです。
だけど、お客さんの方を見ているかのような仕草もあるし、飼育員さんに寄っていったり、モノの場所はわかっているみたい。
視力は弱くても、ヒゲをピンと立てて、触覚で周囲の様子をうかがっているんです。
生活に支障はないみたいで何よりですが、いい治療法が見つかるといいですね。
三陸の海を感じられる、漁船や海女さんの展示
東北の海の漁師船をイメージした展示や、昆布や牡蠣、ホヤなどの仙台らしさを感じさせる展示がいろいろ。
海女さん風になれる「顔はめパネル」もあります。(顔がひどいので写真は自粛。笑)
その他、真珠を使ったアクセサリー作り体験ができるコーナーなど、さまざまなコンテンツで、1周しただけでは見きれないほどのボリューム。
海の生き物を見るのはもちろん、それだけじゃない楽しみ方もいろいろ用意されています。
仙台うみの杜水族館は、家族連れで満足できる観光スポット
仙台うみの杜水族館は、ペンギンあり、イルカショーあり、大水槽あり…と、めいっぱい楽しめるスポット。
ネット上の前評判があまりよくなかったので、ちょっと不安でしたが、私たち家族はエンジョイできましたよ。
天候にかかわらず、どんな年代の方も楽しめる水族館は、安心して選べますね。
機会があれば、ぜひ足を運んでみて下さい!
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