こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
法律事務所のCMでよく「過払い金が返ってくる!」などと宣伝しています。
借金といえば過払い金があるものだ、と思っている人も多いでしょう。
ですが、過払い金には、期間的制約があります。もうすぐ、過払い金の対象になる借金は終わりを告げます。
あなたの借金には、過払い金があるでしょうか?
この記事を読めば、過払い金について詳しく知ることができますよ。
過払い金は、2008年以前の借金のグレーゾーン金利によるもの
カードローンや消費者金融などで、債務者(借りてる側)が金融業者に払いすぎていた利息のことです。
なぜそういうことが起こるかを解説します。
2008年に法律が改正されるまでは、本来消費者金融で設定可能な金利を超えた設定をしていても、取り締まることができなかったのです。
これを「グレーゾーン金利」といいます。
この法改正により、グレーゾーン金利の範囲で利息を支払ったと断定できれば、払いすぎた利息分を「過払い金」として返還請求できるようになりました。
ただし、時効があり、最後に取引をした日から10年以内に申告する必要があります。
具体的には、2008年以前から借金をしている方は、過払い金がある可能性があります。
もうそろそろ、全ての過払い金が時効を迎える時期なのですね。
※一部例外もあるようなので、該当すると思われる方はプロに相談してみて下さい!
完済していてもOK
過払い金請求は、完済していてもOKです。
むしろ、昔のほうが高い利息で返済していて、なおかつ完済しているわけですから、完済している方は、過払い金がある可能性が高いといえます。
金融業者は、完済していることを理由に、取引詳細の開示を拒むことは禁じられています。
もう終わったことだし、蒸し返したくない…などの理由はあるかもしれません。
でも、もともと払う必要がなかったお金なので、もし返ってくるならうれしいですよね。
それに、完済しているので、過払い金請求をしても、信用情報に傷がつくことはありません。
過払い金があるかないか、確かめるだけでも安心できますよね。
主要金融業者のグレーゾーン金利撤廃時期
金融業者 | 改定時期 |
---|---|
アコム | 2007年6月頃 |
アイフル | 2007年8月頃 |
オリコ | 2007年3月頃 |
セゾン | 2007年6月頃 |
プロミス | 2007年12月頃 |
ジャックス | 1997年2月頃 |
ジャックスは、他社と比べて早く自主的に法定金利内に引き下げています。
良心的だったんですね。
うちの夫が、最初に借金し始めたのはジャックスでした。
かなり前にブラックリスト入りして、これ以上借りれなくなったのに、返済だけを未だにしています…
我が家の場合…過払い金はなかった
夫がはじめに借金をしたのは2010年3月頃でした。ですので、過払い金はありませんでした。
正当な金利だけでも、このような現状になっているので、救済の余地はなかったのです。完全に、借金した夫が悪いですね。
夫の借金の始まりは、希望退職に応じたこと
夫の借金の始まりは、2010年頃でした。
当時、夫は、退職金がかなり割増されるということで、当時勤めていた会社の早期希望退職(という名のリストラ)に応じた頃でした。
退職してから、無職の期間が約1年ほどありました。
今にして思うと、それが借金の直接的なはじまりです。
当時は、無職の期間がこんなにも長くなるとは思っていませんでしたし、まさか借金をするとは想像もしませんでした。
メリットとして、退職金の上乗せがあるため、ちょうど環境に不満を感じていた夫はその機に乗じたのです。
そのため「お金に困ることはない」と夫から説明されていました。
しかし、その退職金の振込がいつなのか、金額はいくらなのか、などといった詳細は聞いていませんでした。
今にして思うと、はぐらかされていたのかもしれません。
言う必要がないというニュアンスを感じていました。
嫌がられても、もっとしつこく確認すればよかった、と後悔しています。
なぜ借金に気づかなかったのか
当時、私は、2回目の職場復帰をしたばかりでした。
次男は、長男と同じ認可保育所に入れず、無認可保育園に預けることに。
4歳・1歳の幼児ふたり、2箇所の送迎、慣れない仕事と育児の両立で、正直言って、いっぱいいっぱいでした。
夫のこと、お金のことは、うまくやっているのだろう…とあまり深く考えていませんでした。
夫は、約1年間無職でした。
毎日面接に行っている形跡もなく、日中何をしているのか分からず、徐々にイライラが募っていました。
「毎日何してるの?」「ホントにがむしゃらに仕事探してる?」と言いたいことはたくさんありました。
でも、夫が一番つらいんだ、いずれ自分で納得できる転職先を見つけるだろう、それまで自由にさせてあげなくては、支えてあげなくては…と思って、グッと我慢していました。
共働きのときのままの意識で、お互いの銀行口座を覗くこともしませんでした。
お金のことは心配ないと言うからには、貯金もあるのだろうし…と思っていたのが甘かった。完全に夫を信頼していました。
後悔の念がずっと私を責め続けている
信頼していた夫に、借金を隠されていたという事実は、ずっと私を苦しめ続けています。
相談してもらえなかった、信頼できる存在と思われていなかったという屈辱は、一生忘れることはないでしょう。
どうしてあのとき「収入がないのに、お金あるの? 大丈夫?」と言わなかったんだろう…と、何度も繰り返し考えてしまいます。
相談する価値すらない存在だったことに、ひたすらがっかりします。
無職の間も、あんなに支えて、自由にさせてあげて、公共料金の支払が滞った時は代わりに支払って…それなのに、この扱い。
軽視するにもほどがあります。
黙っていれば分からないと思ったのでしょうか。
確かに7年間もバレなかったのですから、私の目は節穴だったのでしょう。
でもそれは、夫を信頼していたからこそ。
たとえ嫌がられても、もっと問い詰めればよかった。夫を尊重したりしなければよかった。
勝手に銀行口座の残高をチェックしたり、今後のライフプランについて話し合えばよかったなあ…。
この思いが消える日が来るのか、今はまだわかりません。ただ、淡々と返済を繰り返すのみです。
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夫の借金の返済は、2025年まで続きます。まだまだ先は長いのです。