テレワークの心構えをテーマに、読む為にずむ【日々の出会い・暮らしを楽しくするブログ】に寄稿させていただきました。
テレワークをスムーズにする3つの心構え【withコロナの働き方】
— はちお@はてなブログ【読む為にずむ】 (@notameni3) June 11, 2020
自己管理が大切になってくると思いますので、少しの気遣い等も大切かなと思いました。
シーアさん(@seer1118b)に寄稿して頂きました。有難うございました!#テレワーク#在宅勤務#ブロガー#はてなブログhttps://t.co/hJEo8gItoz pic.twitter.com/yp524Byo6D
コロナウイルス対策で、テレワークが実施されていた企業も多かったはず。
私も、4月上旬からずっと在宅勤務だったよ。
自宅でスムーズに仕事ができて、子どもたちとも深く関わることができたので、個人的にはずっとリモートワークでいたい。
だけど、政府がいくらテレワークを推進していても、緊急事態宣言が解除されたら通勤再開しなくてはならない…。
この記事では、日本企業にテレワークが定着しない3つの理由を考えてみました。
テレワークの難易度は子どもの年齢で大きく変わる
うちは子どもが大きいから、在宅勤務はとても快適だったよ!
子どもが小さいパパママは、子どもの学校が休校、保育園や幼稚園も自粛が多く、自宅で子どもを見ながらの在宅勤務は本当に大変だったことでしょう。
日中は育児でほとんど仕事にならず、深夜に合間を見つけて仕事を挽回していたと聞きます。
とはいえ、我が家は子どもが中3(14歳)・小5(11歳)と大きいので、在宅勤務中に乱入してくることはありません。
放っておいても自分たちで遊んでいるので、私はかなり快適にリモートワークできました。
自力で勉強できる次男はともかく、長男はまったく勉強してないけどね!
それはまた別の問題だね…。
在宅勤務のおかげで子どもとの関係性が良くなった
私個人としては、コロナウイルスが収束しても、在宅勤務を続けることが希望。
なぜなら、私が家で仕事をしていることで、子どもたちとのコミュニケーションが増え、関係性が良くなったから。
私がパソコンに向かっていたり、お客様とWEB商談している姿を見せることができたのは、確実にプラスになっています。
ママは誰も見てなくてもサボらなくて偉いな。
そんな風に思ってくれてるんだね…。
不登校の長男が、一度だけ登校できたのも、そのおかげだったのではないかと感じています。
今のところ、登校はたった一度きりで終わっちゃいそうだけど…。
テレワークはコロナ後も定着する?
約3ヶ月の在宅勤務を経験して、会社に行かなくても問題なく仕事できるということに気づきました。
私は営業職なので、お客様との連絡は電話やメール、商談はZOOMなどのWEB上で完結できます。
社内の同僚とのやりとりもスムーズで、むしろ出勤しているときよりもレスポンスが早いくらい。
顔を合わせていない分、みんなコミュニケーションを密に取ろうと心がけているんだろうね。
業種・職種にもよりますが、私の場合は、テレワークでもまったく支障なし。
ですが…緊急事態宣言解除から、私の勤務先は一気に出勤再開の動き。
このままテレワークが定着すればいいなぁと思っていましたが、そうもいかないみたいです。
アフターコロナもテレワーク継続が希望
たった一度きりでも、自分の意思で学校に行った長男の決断は応援したい。
再登校できた理由は、私が家にいたおかげだけじゃないかもしれないけど、今このタイミングを大切にしたい。
だから、上司に事情を話して、打診してみました。
このままテレワーク継続させてもらえませんか?
ですが、答えはNO。
シーアが、ちゃんと家で仕事できるのはわかってるけど、他の人はみんながみんなそうじゃない。
誰かだけできて、別の誰かはできない、って判断するのは難しいわ。
テレワークを続けられない理由として、下記3つを挙げられました。
リモートワークが定着しない3つの理由
私の会社のように、緊急事態宣言が解除されたら、テレワークもやめてしまう企業は多数あります。
コロナウイルス対策で、一時的に仕方なくリモートワークを導入していただけで、出勤できるようになったのなら、会社に行くべきだ、という考え。
そうなってしまうのは、3つの理由があります。
- ネットワーク・セキュリティなどの設備が整っていないから
- 部下が会社にいないと評価できない管理職が多いから
- 自分の仕事をひとりで進められる、自立した従業員が少ないから
悔しいけど、会社がそう決めたなら難しいかも…。私だけ特別扱いしてほしいわけじゃないし。
テレワークが定着しない理由1|ネットワーク設備が整っていない
本来、テレワークをするなら、自宅のネットワークを使っていてもセキュリティが保たれる、VPNなどのシステムを導入しないといけません。
VPNとは…Virtual Private Network、つまり仮想専用回線。
インターネット上に仮想の専用回線を設け、漏洩や改ざんを防いで安全に情報通信ができ仕組み。
コロナ対策で急遽リモートワークをせざるをえなかった中小企業は、ネットワークセキュリティが整備されていない会社が多いのです。
テレワーク導入費用には補助金があり、一部助成されますが、コロナ影響で業績が悪化している企業にとっては、それすらも厳しい現状。
うちの会社も、社用PC・スマホを持ち帰り、自宅のWi-Fiでネットにつないで仕事をしていました。
私だけでなく、結構多くの会社の人はそうなのでは…。
業務上、別に不便なことはなかったけれど、情報漏洩など問題が起こったとしたら、セキュリティが問われるでしょう。
顧客の理解を得るためにも、長期的にテレワークを続けるのであれば、セキュリティ対策は必要不可欠です。
テレワークが定着しない理由2|部下が会社にいないと評価できない管理職が多い
日本生産性本部のアンケート調査によると、コロナ収束後も、テレワークを続けたい人は6割を超えています。
それなのに、テレワークが定着しないのは、上司や管理職が、業務の成果で部下を評価することができていないから。
日本は昔から、「人に仕事をつける」メンバーシップ型の働き方。
どうしても、目の前にいて、頑張って仕事をしている人を、高く評価してしまうのです。
どこにいたって、ちゃんと仕事さえしていれば、同じように評価されるべきだと思うけど…。
欧米のような、「仕事に人をつける」ジョブ型であれば、このような不平等は起こりにくくなります。
ですが、長年染みついた価値観や評価基準は、なかなか変わらないんじゃないかなというのが本音です。
シーアの上司ひとりが理解してくれても、みんなが変わらないと意味ないもんね。
テレワークが定着しない理由3|自立して仕事を進められる人が少ない
日本生産性本部のデータによると、テレワークで生産性が下がったと答えた人が約7割もいます。
自分で自分の仕事を整理し、優先順位をつけ、細かく指示されなくてもきちんと仕事を進められる人材は、そうそういないということ。
特に、キャリアが浅い人は、何をどうしたらいいか自分ではわからないもんね。
とはいえ、このアンケート結果には、休校や休園で小さい子どもが家にいて、本来の仕事の集中力やスキルが発揮できなかった方も含まれているはず。
本当のリモートワークの生産性がはかれるのは、子どもが日中学校や保育園に預けられるようになってから。
それに、家の机や椅子、ネット回線のスピード、部屋の空調や静かさなどが影響している可能性もあります。
外的要因で仕事が捗らないなら、オフィスの環境を提供するのと同じように、会社が一定の費用をサポートするなど対策が必要。
自宅で仕事するなら、環境整備は自腹でやれ!っていうのは乱暴だよね。
その上で、自力で仕事を効率的に進めて、誰かに指示されなくても成果を示せるスキルが必要ですね。
リモートワークが定着しない3つの理由|まとめ
結局、ひとりひとりの意識が変わらないと、テレワークは緊急時だけのものに戻っちゃうね。
緊急事態宣言の解除後も、密閉・密集・密接の「3密」を避けるため、職種的に可能な場合は、テレワークやWEB会議を続けるべき。
「新しい生活様式」を提唱するなら、毎日の仕事のやり方を変えなくてはいけません。
ですが、所属している会社が「在宅勤務は終わり!出勤してください」と言えば、社員は従うしかない現状。
残念だけど、会社員ってそういうものだもんね。
今変わらなきゃ、ずっと変わらないのにな…。
こういうときに、第2波やオリンピック時期など、先を見据えて変われる会社が生き残るのだと思います。
ボクとしては、お昼休みにシーアのひざに乗れなくなっちゃうのが残念だよ。
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