こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
あなたは、アーリーリタイアしたいですか?
ちょっと憧れる、という方は多いのではないでしょうか。
でも、私は、アーリーリタイアしたいと思ったことがないんです。
その理由をご説明します。
- 給与所得が、一般人にとって最も大きな収入だから
- 投資で資産を作ると、株価が気になって仕方がないと思うから
- 副収入は流動的なものだから
もしあなたが、今の仕事が辛いからアーリーリタイアしたいと考えているなら、その前に、転職を考えることをオススメします。
アーリーリタイアって、本当に幸せ?
投資を行っている人たちのブログには、「アーリーリタイアが目標」「セミリタイアを目指す」と書かれている記事が多いような気がしています。
私は仕事が好きですし、やりがいを感じています。
それでも、やはり「今日は休みたいな」とか「この仕事、めんどくさいなぁ」とか考える日もあります。
でも、アーリーリタイアしたいとは思いません。
人的資本という考え方
アーリーリタイア自体は個人の考え方なので、私がどうこう言うことはありません。
ですが、「仕事が嫌だ」という安易な考えで、アーリーリタイアを選択するのは、リスクが高いです。
例えば、4大卒の22歳から、60歳の定年まで、生涯サラリーマンを続けたとしたら、1億を優に超える収入を手にすることになります。
年収400万としても、38年間続けたら1億5200万円ですからね。
一方で、投資で1億の利益を得るのは、ものすごくラッキーでない限り、ほぼ不可能です。
そもそも、投資の元手を稼ぐためには、給与所得が不可欠です。
多くの人は、給与所得がもっとも多くお金を生み出せる手段です。
その人的資本を、早い段階で手放してしまうのは、人生においてリスキーな選択です。
株価が下がっているときの心境も変わる
きっと、アーリーリタイアしたら、今ある資産を取り崩したり、株式やETFの分配金を生活の足しにすることになるでしょう。
株価がどーんと下がっているとき、現役時代よりも、さらに気になってしまい、ソワソワしそうです。
アーリーリタイアのために、頑張って作ってきた資産。
その価値が、外的要因に左右されてしまったら、当初の計画を狂わせてしまいます。
給与所得があれば、取り崩す一方ではなく、追加で投資することもできます。
給与所得は、コンスタントに得ることができますが、株価は個人の力では操作できません。
そう考えると、ひとつの手段に頼らないですむよう、分散投資は必要です。
不動産の家賃収入や、ネットビジネス等での副収入など、複数のお金の入り口を確保する必要がありますね。
副収入は流動的。あくまでもサブ扱いが吉
株式配当や、不動産収入、仮想通貨、Googleアドセンスなどのネットビジネスで、普通のサラリーマンを凌ぐほどの収入を得る人もいます。
でも、その収入、65歳(年金支給開始年齢)を超えても、永続的に稼ぎ続けられるでしょうか?
会社が倒産したら、株は紙切れになるし、不動産は古くなります。
アドセンスも、Googleの仕様に振り回されますし、サービスがなくなる可能性もあります。
仮想通貨は、不正アクセス事件もありましたね。
移り変わりが激しい世の中なので、ブログで稼ぐという文化が廃れることもあるかもしれません。
そうなったときに、臨機応変に対応できる能力がある方は、問題ないかもしれませんが…
私には、とても生活の全てを賭けることはできません。
仕事がつまらないなら、まず転職を考えよう
会社が合わなくて、アーリーリタイアを考える方もいます。
会社によって、何を良しとするかの価値観も様々です。
社風も、全く異なります。
新卒で就職した会社が、あなたに合っていなかったとしても、すべての会社が同じではないのです。
社会人として失格だと決まったわけではありません。
人の悩みはほとんど人間関係
まず、仕事が苦痛な理由には、多くの場合、人間関係が挙げられます。
仕事は、何をするかも大切ですが、「誰とするか」も大切です。
もし、あなたの職場の人間関係が悪く、周囲の協力が得られなかったり、働く環境が苦痛な状況が続くなら…
アーリーリタイアよりも先に、転職を考えるのもひとつの手段です。
今は、人手不足の時代です。
求人広告は幅広く掲載されていますし、売り手市場です。
あなたのスキルを求め、あなたの人間性を大切にしてくれる、健康的な労働環境で働ける会社が、必ず存在します。
人間関係は、仕事だけでなく、人の暮らしの全てにおいて、大きなファクターを占めています。
無駄な我慢をしなくても、そのままの自分が受け入れてもらえる環境を見つけましょう。
アーリーリタイアするなら前向きな計画を。逃げで選ぶのはNG
アーリーリタイアをするなら、綿密な計画と、前向きな理想がないといけません。
リタイア後の生活資金は、もちろんのこと。
会社勤めをやめることで、生まれる時間を、何に使うのか、具体的な計画が必要です。
後ろ向きで、社会から逃げるのではなく、より自分が活きる道として、ポジティブに選択するなら、良いと思います。
やりたいことが明確でないと、時間を持て余すことになります。
なんのためにアーリーリタイアをするのか、はっきりと自覚しておかないといけませんね。
私は、早起きが苦手で夜更かしが好きなので、会社がなかったら毎日お昼まで寝てしまいそうです。
運動も苦手ですし、きっと全く外に出なくなります。
今は好きなオシャレも面倒になって、落ちぶれていくのでしょう。
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コインチェックの不正アクセス事件は、仮想通貨を保有していた方には大打撃だったことでしょう。
突発的な事態のために、複数の収入ルートや、分散した投資が必要です。
突然、家電が壊れるなど、お金が必要になるケースもあります。
給与所得は、得られる限り得ておきたいなと思いました。