こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
子どもは嘘をつきます。
成長の過程といえば、それまでなのですが、親としては悩んでしまうものです。
- 実話! 習い事をあの手この手でサボる
- 親からの見守りの目が、子どものモチベーション
- 見られていないと思うとサボる
- 言われるから・バレるからではなく、自律心を持ってほしい
成長によって変わるステージ
うちの息子たちは、この4月から、中学校1年生と、小学校3年生になります。
お誕生日が来たら、13歳と9歳ですね。
当然、赤ちゃん時代より、できることは格段に増えました。物理的なお世話は減ってきています。
その反面、学習面や素行、友達関係など、目をかけていないとフォローできないようなことが増えてきました。
子どもは嘘をつく
体は大きくなって、大人並みになっても、中身はまだまだ幼稚です。
我が家で過去に起こった、数々の嘘やごまかし、サボり…。
- 習い事をサボる(この記事です)
- 宿題をなかったことにする
- 隠れてゲームをやる
そのたびに落胆し、怒り、泣き、お説教して、どうしてこんなことをしたのか、なぜいけないのか、話してきました。
なぜ我が子はこうなんだろう、育て方が悪かったのか…と悩んだことも数知れません。
習い事に子どもだけで行ける=ちゃんと行くとは限らない
未就学児の頃は、習い事に行くとしても、親が同伴するのが当たり前でした。
でも、小学校高学年ともなると、物理的にはひとりで行動することができます。
子どもだけで行けても、あえて親が付き添う方針の方もいるでしょう。
例えば、子どもだけで行かせるのが心配な方や、子どもの習い事の様子を見たい方など…。
特に、女の子のお母さんは、そういうタイプの方が多い印象です。
子どもの性格や、習い事へのやる気によっては、親が一緒じゃなくても、ちゃんと真面目に行く子ももちろんいます。
でも、うちの子は、見られていないと思うと、易きに流れてサボりたくなるようです。
約1年半前の、スイミングサボり事件
2016年の夏まで、兄弟でスイミングを習っていました。
上達度でクラスが分かれていたため、長男と次男が別の時間帯になってしまい、1時間ズレていました。
そのため、時間差で別行動していました。
- 長男(当時小5)だけ先にひとりでスイミングスクールに行く
- 親と次男(当時小1)があとから行く
長男は先に終わるので、着替えのときに話したりします。
その後、本人の希望で、先にひとりで家に帰っていました。
先にスイミングに行ったはずが…長男がいない
しかし、あるときふと気づきました。
長男が、先に泳いでいるはずの時間帯なのに、スイミングスクールの前に、長男の自転車が停まっていませんでした。
家からスイミングまでは、自転車でないと厳しい距離です。
スイミングの受付で、バーコード式の出席カードを通すのですが、長男は通っていないことがわかりました。
その時は、なんとひとりで1時間公園にいました。
「何してたの?」と言っても、要領を得ません。
その後、スイミングに行ったときに、ちゃんと自転車があるかチェックするようになりました。
今度は、ちゃんと自転車があるのに、下駄箱に長男の靴がありません。
しかし、そのときは、「靴を履いたまま上がっちゃったから、ロッカーに入れてた」という、謎の言い訳を信じてしまいました。
実は、隠れてゲームをしていた
そして、決定的な事態が起こりました。
自転車が置いてある・靴も下駄箱にある・出席カードも通っているのに、プールを眺めても、長男が泳いでいないのです!
保護者の観覧席は、プールから距離があります。ガラス張りで曇ったりして、よく見えません。
しかも、スクール指定の水着・スイミングキャップ姿なので、どの子も同じように見えます。
だから、すぐには分からなかったのです。
実は、このスイミングスクールのある建物の、上の階には、学習塾があります。
でも、スイミングの時間帯には、授業がないため、誰もいません。
長男は、その誰もいない塾の教室で、隠れてゲームをしていたのです。
スイミングのバッグに、ニンテンドー3DSを隠し持っていたことを、私は知りませんでした。
スイミングの水着やタオルなど持ち物の準備も、泳ぎ終わったあとの水着の洗濯も、自分でするように教えていたからです。
どんどんアップデートされる偽装工作がヤバい
泳いでいないから、水着やタオルは濡れていないはずです。
それを、自分で水道水で濡らすという、偽装工作を行っていました。
実は、私も、サボりを疑ったとき、ちらっとその可能性を考えました。
でも、塩素の匂いがちゃんとあったので、安心してしまったんです…。
自転車がない・靴がない・出席カードが通っていないなど、幾度もバレそうになっているのに、そのたびに偽装工作をアップデートしているのです。
最終的には、バレそうになったすべての工程をカバーしてきていました。
- 自転車をスイミングの前に置く
- 出席カードを通す
- 靴を下駄箱に入れる
- 靴下のままで塾の教室に忍び込む
- ゲームをする
プールを目を凝らして見ていなかったら、きっと気づかなかったでしょう。
最初に自転車がないことに気づいてから、このことが発覚するまで、数ヶ月かかりました。
公園にいたと言っていたときも、どこか別の場所で(または本当に公園で?)ゲームをしていたのでしょう。
もしかしたら、私がこのことに気付くずっと前から、隠れてゲームをしていたのかもしれません。
子どものモチベーションは、親からの興味関心
長男は、スポーツが得意な方です。
4歳からスイミングを習っていたので、泳ぐのも上手です。
本人もそれを自覚していて、学校の体育の授業で水泳があると「他の子より泳ぐのが速い」と自慢げにしていました。
定期的に進級もしていました。親の私たちからも、しょっちゅう褒めていたつもりです。
それなのに、なぜこうなったかと考えました。
長男には、「自分は見てもらえていない」という気持ちがあったのかもしれません。
小1だった次男は、まだひとりで行かせるにはおぼつかなくて、親が同伴していました。
長男は、物理的にひとりで行ける年齢だったのと、本人も「ひとりで行ける」と言ったので、一人で行っていました。
内心、「ママは見ていないし、バレない」と思っていたのではないでしょうか。
決して、無関心だったからひとりで行かせたわけではありません。
でも、長男からしたら、親から興味を持たれていないと思ってしまったのかな…と反省しています。
その後は、夫と分担して、それぞれが長男・次男のどちらかに付き添うことにしました。
つい最近の、柔道サボり事件
スイミングスクールが、閉館になってしまい、次に始めた習い事が、柔道でした。
お友達が習っていたので、その影響です。
2016年10月に始めたので、1年ちょい続けていることになります。
柔道は、お月謝定額です。週1回しか行かなくても、毎日行っても、同じ金額です。
我が家は、子どもたちと相談の上、月・木・土曜日の週3回行く約束にしていました。
土曜日は仕事が休みなので、私か夫のどちらかが付き添います。
月・木曜は、子どもたちふたりで行っています。
偽装工作、再び。出席カードのハンコを…
柔道は、自由出席なので、子どもが来なかったからといって、保護者に連絡などはありません。
来た日には、出席カードに「出」のハンコを押してもらえます。
かなりアナログなので、ごまかしようがありません。
ごまかしてもバレるので、そんなアホなことはしないだろうと思っていました。
12月、1月の平日は、まったく柔道に行っていなかったのです。
そして、過去の黒歴史があるのに、気が緩んでしまって、出席カードを見ていなかった私もアホです。
正直、習い始めたばかりの時は、私にも警戒心がありました。出席カードを目視チェックしていたんです。
でも、しばらく問題なかったので、そのうち見なくなっていました。
次男もグルだったけど、バレた原因も次男だった
私が油断した理由のひとつは、弟(次男)の監視の目があるからです。
長男は前科がありますが、次男は割と几帳面というか、規範意識が高いタイプ。
ふたり一緒なら大丈夫だろう、と思っていました。
しかし、今回、次男もグルになってサボっていました。
とはいえ、サボりが発覚した理由は、次男の良心が傷んで、「黙ってるの辛くなってきたから…」と白状したからです。
それを受けて、私が出席カードを見たのです。
だから、次男のおかげで、サボりが2ヶ月で済んだとも言えます。
指導方針が合わない+単に行くのがめんどくさいから
なぜサボり始めたかというと、本人が言うには「柔道のクラスが上がって、指導が厳しくなったから」だそうです。
小さい頃から習っている子や、週3回ではなく毎日来ている子は、もっとみっちり教えてもらっているようです。
でも、たまにしか来ない子は、どうしても遅れていきます。
結果、見よう見まねというか、具体的な技を教えてもらっていないまま、強いクラスに放り込まれた形になっていました。
うちの子たちは、毎日柔道に通うほど、モチベーションが高くない状態。回数を増やすのは嫌がっていました。
そこで、夫から道場に話してもらい、クラスを一つ下げてもらいました。
その代わり、約束した週3回は、きっちり通うことを、改めて仕切り直しました。
毎回月曜・木曜は、出席カードのハンコを目視チェックしています。
それでも、単にめんどくさい、どうしても乗り気じゃないとかは、もうどうしようもありません。
絶対行きなさい!と強制しすぎると、また黙ってサボる・ごまかすことに繋がりそうです。
休みたいときは、事前に私に連絡した上で、他の曜日に振替を許可しています。
私は、平日のその時間は仕事中なので、LINEや電話で子どもたちと連絡を取っています。
そもそも、なぜ習い事をサボるのか
スイミングは、体力作りを目的に、親が習わせようと決めたものでした。
しかし、柔道は、もともと、本人たちがやりたいと言って始めた習い事でした。
そういうご家庭もあるかもしれません。
私は、一度自分でやると決めたことを、ちょっとしんどいからって簡単にサボって、それを容認したくはありません。
結果「やめていいよ」となれば、サボりを正当化することになります。
つきっきりで監視していれば、こんなことは起こりません。
親に言われるから・サボったらバレるから行くのではなくて、自立・自律してほしいのです。
親のために習い事をしているわけではありません。
一度やると決めたことを、自分自身のために、やり通してほしいと考えています。
続けた先に、達成感だったり、自信だったり、違った世界が見えるはず。
それが教育なのではないかと思います。
とはいえ、実現できていないのが現状。
どうしたら自立・自律した子に育つのか、まだまだ途半ばです。
関連記事
子どもにお金がかかるのは、中学校からが本番。
2010年頃から2017年頭まで、夫が借金を隠していたため、我が家は貯金がほとんどありません。
赤ちゃん時代に、もっと貯めておかないといけなかったなぁ、と後悔しきりです。
2017年9月から、ジュニアNISAをはじめました。こちらもまだ途半ばですが、コツコツやっています。