自分の時給っていくらなんだろう?
正社員で、月給としてお給料をもらっていると、自分の時給…つまり1時間あたりのお給料を意識することはあまりありません。
ですが、仕事をする上で、自分の1時間の価値を知っておきたいですよね。
この記事では、時短勤務の正社員ワーキングマザー、私の時給を計算しています。
2017年〜2019年の比較も公開。
この記事を読めば、自分の会社員としての1時間あたりのパフォーマンスを把握し、短時間で仕事を終わらせる意識が高まりますよ。
どうせなら、やるべきことをしっかりやって定時で帰りたいよね!
【年別】時短正社員ワーキングマザーの時給
月給制の正社員の給与から、時給を割り出す計算式はこちら。
さっそく、給与明細をもとに、2018年・2019年の時給を計算しました。
比較のために、過去記事で公開済の2017年の数値も並べています。
年 | 手取り収入(円) | 労働時間(h) | 時給換算(円) |
---|---|---|---|
2019年 | ¥2,717,986 | 1657 | ¥1,640 |
2018年 | ¥3,004,805 | 1842.75 | ¥1,631 |
2017年 | ¥3,172,073 | 2054 | ¥1,544 |
私の2019年の時給は1,640円でした。
年々、少しずつ上がってきていることがわかったので、うれしいです!
頑張ったおかげかな?
シーアのスペック|2018年10月から時短勤務を開始
前提として、私の会社員としてのスペックはこちら。
- 38歳
- 入社16年目
- 子ども2人(産休・育休2回取得/各約1年)
- 中小企業の営業職
従来はフルタイム勤務でしたが、不登校の長男の対応のため、2018年10月から時短勤務になりました。
- Before…9〜18時 残業あり
- After…9〜17時 残業なし
2017年から2019年にかけて、勤務時間が徐々に短くなっているのは、時短のおかげ。
正直、2017年は残業も結構していました。
ビジネスキャリアとしてはペースダウンかもしれませんが、家庭の時間を大切できるようになったので、結果的には時短をとってよかったと思っています。
長時間労働しても、時給は上がらない
計算の結果、勤務時間が長くても、時給が上がるとは限らないということがわかりました。
むしろ、時短を取る前のほうが、時給は低いんだね!
時短を取って、勤務時間が毎日1時間減ると、お給料は約45,000円/月マイナスになります。
基本給が7/8になるのと、これまで月給に含まれていた、みなし残業手当がつかなくなったから。
これだけお給料が減っても、時給が上がっている理由を考えてみました。
勤務時間が短くても時給が上がる3つの理由
もちろん、同じお給料なら、勤務時間が短いほうが時給が上がるのは、理解できます。
ですが、お給料が大幅に下がっても、時給が上がったのは、どうしてでしょう?
実は、仕事の成果とはまったく関係ない、意外な理由が浮かび上がってきました。
- ベースアップにより基本給が上がったから
- 企業型確定拠出年金が導入されたから
- ふるさと納税のおかげで住民税が軽減されたから
理由をひとつひとつ説明するよ!
理由1|ベースアップにより基本給が上がったから
私の勤務先は、毎年4月に、給与のベースアップ改定があります。
世の中の会社の多くは、年1回の昇給があるよね。
年間1,000〜2,000円と、少しずつ昇給していっています。
月額にするとほんのわずかですが、基本給は、同じ会社で働き続ける限り、営業成績や勤務時間に関わらずもらえるのがありがたいところ。
ちょっとずつでも上がっていくのはうれしいね。
基本給は、一度アップすると、そうそう下がらないものなので、会社員のメリットである安定感がよくわかります。
理由2|企業型確定拠出年金が導入されたから
2017年10月〜、私の勤務先に、企業型確定拠出年金が導入されました。
毎月3万円拠出しています。
確定拠出年金が、なぜ節税になるかというと、拠出した金額は課税所得から差し引かれて控除されるから。
つまり、所得税・住民税が軽減されているんです。
そのおかげで、手取り収入が上がって見えたんだね。
- 年間拠出額 30,000円×12カ月=360,000円
- 所得税 360,000円×所得税率20%=72,000円
- 住民税 360,000円×10%(一律)=36,000円
- 72,000円+36,000円=108,000円
※概算で記載
もし、この3万円を確定拠出年金に拠出せず、給与として受け取っていたら、年間108,000円も多く税金がかかっていた計算になります。
いろんな要素が複雑にからみ合っているから、この計算はだいたいのイメージだと思っておいてね。
年々、給与が下がっているように見えるのは、拠出した3万円/月が給与に含まれていないせいもあります。
拠出したお金は、60歳以降、老後資金として引き出せるように、積立投資しています。
そして、運用で得た利益も非課税。
運用益がプラスのときはもちろん、もし含み損になっていても、節税効果は変わらないのがメリットですね。
理由3|ふるさと納税で住民税が軽減されたから
ふるさと納税とは、地方自治体への寄付金制度。
手続きをすると、自己負担2,000円を超えた分の寄付金額は、所得税の還付・住民税の控除が受けられます。
各地の返礼品も魅力で、お米やお肉などをもらって、食費を浮かせるためにも役立っています。
ふるさと納税そのものは、2017年からはじめていましたが、住民税が控除されるのは、翌年の6月以降。
つまり、2018年6月以降は、給与から天引きされる住民税が下がって、手取り収入がアップしています。
- 2017年6月〜2018年5月 13,900円/月
- 2018年6月〜2019年5月 11,500円/月
- 2019年6月〜2020年5月 10,000円/月
※月額は若干変動あり。概算で記載
こういった節税の成果と、勤務時間が短くなったことが合わさって、時給が上がったのです。
仕事を頑張って収入を上げるだけじゃなく、天引きされる税金を減らして、手取りをアップさせる手段があるんだね。
まとめ|自分の時給を知って、短時間で最大限のパフォーマンスを
実は、時給がアップしたのは、節税効果で手取り収入が上がったことが大きな要因でした。
一見、仕事の成果とはまったく関係ないように思えますが、お金の知識を活用することも、複合的に見れば私自身のスキルの一部。
確定拠出年金やふるさと納税などの制度も、賢く使っていきたいですね。
手段はどうであれ、時給をアップさせることができてよかった!
時間は、誰にでも平等に与えられているもの。
だからこそ、限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮したいですね。
仕事の評価も同時に上げていきたいね!
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仕事もプライベートも、どちらも楽しみたいので、ワークライフバランスを重視しています。
仕事だけ、育児だけ…よりも、充実した人生を送れると信じています。