こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
先日、ふるさと納税でPEACHの航空券購入に使えるピーチポイントがもらえる!という記事を書きました。
PEACHはANAを最大の出資者とするLCCで、パイオニア的存在。発着空港が徐々に拡大しています。それでも、まだまだ主要空港以外では飛んでいない地域もありますよね。
なんとJALにも、ふるさと納税でお得に航空券が買えるプランがあるんです!
ふるさと納税で、JAL航空券をお得にゲット!
JALならメジャーなので、全国の数多くの空港で対応可能ですね!
「ふるぽ」とは?
JTBが運営しているふるさと納税ポータルサイトです。ふるさと納税には、自治体の事務方の手間がかかることから、対応を代行しています。
寄付額をポイント換算し、そのポイントを使う形で、お礼品を選ぶ仕組みになっています。
ただし、同じ「ふるぽ」内のポイントであっても、自治体をまたいでの使用はできませんし、その土地ごとにお礼品やポイントの還元率は違います。
例えば楽天ポイントだったら、あるショップで買ったときにもらったポイントを、ほかのどこかのショップでも使えますが、「ふるぽ」ではそうじゃないということです。
JAL・トラストバンク「ふるさとチョイス」・そして「ふるぽ」の3社共同で立ち上げたプロジェクトが、「JALふるさとに帰ろう航空券(クーポン)」です。
対象の自治体と空港
還元率の良い順に並べています。50%を超えればかなりお得な水準と言えるでしょう。
60%超えなんて、めちゃくちゃ貴重な存在です。2018年4月10日現在、1位は奈良県宇陀郡曽爾村(そにむら)です。
自治体 | 空港名 | 5万円寄付した場合の還元率 |
奈良県曽爾村 | 関西国際空港 | 65% |
鹿児島県南大隅町 | 鹿児島県、宮崎県、熊本県、大分県、長崎県、佐賀県、福岡県の空港 | 60% |
静岡県藤枝市 | 富士山静岡空港、名古屋(小牧)空港、中部国際(セントレア)空港 | 50% |
和歌山県湯浅町 | 南紀白浜空港 | 50% |
沖縄県宮古島市 | 沖縄県の空港(宮古・石垣・多良間など) | 50% |
沖縄県多良間村 | 沖縄県の空港(宮古・石垣・多良間など) | 50% |
大阪府和泉市 | 関西国際空港 | 48% |
広島県三島市 | 広島空港 | 45% |
和歌山県白浜町 | 南紀白浜空港 | 45% |
鹿児島県大崎町 | 鹿児島空港 | 45% |
鹿児島県中種子町 | 種子島空港 | 45% |
鹿児島県屋久島町 | 屋久島空港 | 45% |
鹿児島県奄美市 | 奄美空港 | 45% |
福岡県みやこ町 | 北九州空港 | 45% |
福岡県糸島市 | 福岡空港 | 45% |
北海道利尻富士町 | 利尻空港 | 45% |
長崎県長崎市 | 長崎空港 | 45% |
鹿児島県和泊町 | 鹿児島空港or沖永良部空港 | 45% |
鹿児島県南種子町 | 九州管内空港 | 45% |
愛知県大府市 | 中部国際空港 | 45% |
和歌山県那智勝浦町 | 南紀白浜空港or関西国際空港or松本空港 | 45% |
和歌山県九度山町 | 南紀白浜空港or関西国際空港or中部国際空港 | 45% |
沖縄県豊見城市 | 那覇空港 | 40% |
石川県志賀町 | 小松空港 | 36% |
鹿児島県与論町 | 与論空港 | 40%(37500円) |
秋田県秋田市 | 秋田空港 | 36% |
大分県日出町 | 大分空港 | 30% |
熊本県阿蘇市 | 熊本空港(阿蘇くまもと空港) | 30% |
山形県東根市 | 山形空港 | 30% |
千葉県神崎町 | 成田国際空港 | 30% |
沖縄県八重瀬町 | 那覇空港 | 30% |
沖縄県恩納村 | 那覇空港 | 30% |
兵庫県豊岡市 | 但馬コウノトリ空港 *1 | 27% |
*1 伊丹空港間のみでは使用不可
高知県芸西村、沖縄県宮古市、沖縄県与那国町は、JALふるさとに帰ろうクーポンをやめてしまったようです。
目的地が対象の空港になっていなければ、JALふるさとに帰ろうクーポンは使えません。目的地がはっきりしている方は、よく確認してからポイント交換しましょう。
「次はどこに旅行に行こうかな~?」という方は、なるべくお得になる行き先を選んでから、目的地ありきでプランを組んでもいいですね。
利用方法 ~シミュレーション~
まずは、出発日・帰着日の運賃を確認しましょう。行き・帰り、どちらかが対象の空港であればOKです。
例えば、関西空港から沖縄の那覇空港に行ってみましょう。2泊3日すると…
JALは、正規運賃が高いです。
小児運賃の割引幅は、PEACHに比べると大きいですが、元が高いのでお得感がありません。
その分、預けられる手荷物の重さや座席の広さなど、LCCにはない利点もありますが、安いに越したことはないな~。
- 大人 31,100円×2人分×往復
- 子ども 19,200円×2人分×往復
- 合計 201,200円
合計の運賃よりも少ないポイント数しか使えないので、航空券の金額以上に寄付してしまわないように注意です。
ですが、家族4人分とかだと、よほどたくさん寄付しない限り、航空券の金額を超えるほうが難しそう。
次に、ふるぽマイページから、寄付でたまったポイントを「JALふるさとに帰ろうクーポン」へ交換を申し込みます。交換されるまでに数日かかります。
交換が完了したら、「JTB旅の予約センター」に電話をかけて、希望のフライトの予約を取ります。
JTB旅の予約センター
TEL 0570-033-130 受付/9:00~20:30
オンラインではできないなんて…すごい不便に感じます。他のふるさと納税はほぼ全部オンラインで完結できていたのに。
差額が必ず発生しますが、差額はクレジットカード決済のみとなります。
寄付申請の際に登録したメールアドレスに、e-ticketが送られてきますので、あとは当日空港でチェックイン、搭乗する。という流れになります。
ふるさと納税比較!PEACH vs JAL
大阪府泉佐野市のふるさと納税でもらえるPEACHポイントは、あくまでもPEACHのポイントですので、関西空港にも泉佐野市にも関係なく使うことができます。
ちなみに、上記と同じ条件で予約するとしたら、PEACHではこうなります。
【行き】
【帰り】
4人分で129400円! 正規運賃が半額くらいじゃないですか…
また、PEACHなら国際線でも利用可能です。とはいえPEACHが飛んでいる海外はそんなに多くありません。
例えば、関西空港から台北まで行くとしたら…
【行き】
【帰り】
4人分で130040円! 沖縄に行くのとそんなに変わりません。私の周りで台北に旅行している友達が急増していて、みんなよかったって言ってるのですごく行ってみたい!
JALのメリットは、特に地方の国内線の豊富な路線と、最高65%という驚異的な還元率です。そして、LCCにはない安心・安定感ですね。
ポイント制だからこそ、計画的に利用可能
ふるさと納税は、納税者の収入に応じて、どのくらいの寄付額までだったら2000円の負担で可能なのかが、1年ごとに決まっています。
たとえ納税可能額がまだ余っていたとしても、2018年1月~2018年12月末までで使い切らないとリセットです。
「ふるぽ」のポイントの有効期限は、1年または2年です。※自治体により異なります。
ムラがありますが、いずれにしても年の変わり目でバサッと期限切れになるわけではなく、ある程度、納税者側がコントロールすることができるのです。
ポイント制のデメリット
地域により、還元率に差があるのは、不公平感があります。私は大阪在住なので、たまたま、奈良県曽爾村に寄付すれば、近いし高還元率だし、言うことなし。
でも、行きたい場所やお住いの近くの空港によっては、納税する自治体の選択肢が狭くて、還元率の低いものを選ばざるをえないケースもあります。
2000円の負担でどこまでお得になるかが、地方によって変わるのは不公平感がありますよね。全国みんな同じ基準でやっているふるさと納税なので、ここは統一してほしいなぁ。
利用するならお早めに
ふるさと納税での航空券をお礼品として扱う方向性は、縮小傾向にあります。今後、還元率が見直されるなど、納税者にとっては改悪になる可能性も。
泉佐野市も、リニューアル(=還元率のDOWNなど)を計画していると広報されています。
今のところ、PEACHポイントの還元率は変わっていません。調整が難航しているのでしょうか。続報を待ちたいですね。
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ふるさと納税を上手に使えば、食費を節約しつつ、税金も抑えられることなります。これは使わない手はないですね!