こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
- 信託報酬の安い投資信託はいろいろあるけど、結局どれがいいの?
- 低コストのファンドができるたびに、乗り換えるのは面倒…。
- 初心者なんだけど、リバランスってどうすればいいの?
インデックス投資には、信託報酬の安いファンドを選ぶことが重要。
コストは確実に利益を目減りさせるからです。
そうは言っても、どのファンドを選べばいいのかわからない…という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に、「eMAXIS Slim」をご紹介します。
特に、「8資産均等」は資産クラスのバランスに悩む方におすすめ。
この記事では、低コストが魅力の「eMAXIS Slim 8資産均等」のメリットを解説します。
投資信託は、信託報酬(=コスト)が安いものを選ぼう
過去の運用成績や、資産額も大切ですが、いちばん重要視するべきなのは、そのファンドの信託報酬(=コスト)です。
どれだけ運用成績が良いファンドでも、それ以上にコストがかかりすぎていたら、せっかくの利益が目減りしてしまいます。
そもそも、過去の運用成績がよかったとしても、その通りに今後も伸びていくという保証にはなりません。
インデックスファンドは、市場の値動きに連動しています。
信託報酬が高いからといって、その分、成績を上げるための努力をしているわけではありません。
信託報酬が低くても、「安かろう・悪かろう」ではないということ。
信託報酬とは、ファンドを運営するための経費
信託報酬は、その投資信託を運用していく上で、必要経費としてかかるもの。
以前は、インデックスファンドで0.5%程度、アクティブファンドでは1%程度が目安と言われていましたが、今ではさらに低コストのファンドも増えています。
eMAXIS Slimの信託報酬は、常に業界最低水準に引き下げ!
低コストファンドで知られる、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズは、随時信託報酬を引き下げています。
常に業界最低水準のコストを目指し続けることを明言しているファンド。
もともと、同じ三菱UFJ信託投信のファンドで「eMAXIS」があり、それよりも信託報酬の低いファンドとして「eMAXIS Slim」が誕生しました。
以前から、eMAXISを保有していた人達からは、こんな声が多くあったそうですが…。
それは余談としても、これから投資する方にとっては朗報です。
他社のファンドでも、コストダウンの熾烈な競争が起こっているんです。
そのため、業界最低水準を謳っているeMAXIS Slimも、設定時からさらに2回も信託報酬を下げています。
eMAXIS Slimのファンドは7つ|つみたてNISAにも対応
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 国内株式インデックス
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)※18/7/3〜NEW
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
このうち、債券ファンドを除く4つのファンドは、「つみたてNISA」の適格ファンドとしての認定も受けています。
安定的なパフォーマンスで、長期の資産形成に役立つと、金融庁からお墨付きをもらったことになります。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)がおすすめ
私は、SBI証券のNISA口座で、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を保有しています。
このファンドひとつで、国内外の株式、債券、リートの8資産に均等に買い付けを行い、分散投資をすることができます。
eMAXIS Slim 8資産均等の投資実績。短期間で+6.34%の含み益!
9月頭~11月初旬まで、約2ヶ月の間、実際に運用してきた成績を公開します。
2017年9月1日~11月10日 投資実績 | 投資額 | 評価額 | 利回り(年) |
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | ¥28,400 | ¥28,940 | 6.34% |
ただし、国内・先進国株式のファンドは、同じ期間で、この2倍以上の実績を叩き出しています。
比較すると、ある意味、平凡で地味な成績とも言えますが、そこが「8資産均等」のいいところ。
分散投資は低リスク。8資産均等で平均的なリターンを
値動きは、各資産クラスにより異なります。
分散して投資を行うことで、資産全体の値動きを安定化させ、リスクを軽減することができます。
株式が好調な市況では、そちらばかりに気を取られてしまいます。
しかし、毎年連続してパフォーマンスが1位の資産はありません。
株式が落ち込んだときには、債券が上がる。
債券をポートフォリオに取り入れることで、リスクを下げてくれる役割があります。
でも、値動きが地味なので、つい重要度を忘れそう。
どれが1位になるかを予測して投資することは難しいですし、当たった・外れたと、賭けのように投資をするのはおすすめしません。
8資産均等は、過去12年間、1位にも最下位にもならず、3~6位の間におさまりました。
極端に上がることも下がることもなく、着実に伸び続けていく…そんなパフォーマンスになります。
リバランスは素人には難しいから、バランスファンドがおすすめ
自分でこのバランスを守ろうと思っても、実践するのはなかなか難しいことに気づくはず。
運用成績の良いものを売ったり、良くないものを買い足して、バランスを整える、リバランスが不可欠だからです。
リバランスのために、好調なものを売って、不調なものを買わないといけない…。
自分の判断と意志で、均等配分をキープするのは困難。
でも、8資産均等の1つのファンドを買っておけば、自動的にリバランスしてくれます。
人間の思惑が入らない、機械的なリバランスが、功を奏する事があるのです。
信託報酬引き下げは、個人投資家にとって追い風
投資信託の信託報酬は、以前よりもどんどん下がってきています。
各社とも、低コストを売りにしているファンド同士で競争している状態。
「どこかが下げたら、うちも下げなくては」の繰り返しになっています。
投資家にとっては、より良いファンドがコストダウンしてくれるに越したことはありません。
賢くファンドを選んで、資産を増やしましょう。
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