こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
- 住宅ローンなどの借金の返済
- 将来のための投資
どちらを優先して行うべきでしょうか?
この記事は、投資に興味があるけど、借金や住宅ローンの繰り上げ返済を先にした方がいいか迷っている方に読んでいただきたいです。
このふたつに当てはまる場合、借金(例:住宅ローンなど)の繰り上げ返済をせず、手元に資金を置いてもOK。
- 住宅ローン減税など控除がある
- 借金の利子がなく、早く返済してもメリットがない
生活に余裕があれば、投資に回すのもオススメ!
借金返済が優先。でも条件次第で投資を並行してOK
セオリー通りに考えるなら、借金の返済が優先。
借金には利子が付きもので、損失が確定しているようなものです。
一方で、投資の利益は不確定で、元本割れすることだってあります。
まずは借金の返済が先でしょ。早期完済が何よりの資産運用であり、負ける確率を唯一減らす方法だ!
借金=住宅ローンの場合|金利によっては繰り上げ返済より投資するべし
一般的な世帯では、借金=住宅ローンが主でしょう。
住宅は高額なので、よほど現金を持っていない限り、ほぼ100%ローンを組むことになります。
我が家が、約10年前分譲マンション購入時に組んだローンは、年利1.075%。
今は、マイナス金利の影響で、さらに下がっており、年利0.444%などの超低金利の住宅ローンもあります。
カードローンや消費者金融では、年利15~18%などが一般的。
それと比べると、住宅ローンの場合は、かなり有利に借金ができます。
この低金利が実現できているのは、ふたつ理由があります。
- 不動産という担保があること
- 団信があること
住宅ローン減税のおかげで、最長10年は税金減免
住宅ローン減税で、税優遇の措置があります。
毎年、年末時点の住宅ローンの残高の1%を、所得税や住民税などの税金から控除してくれる制度。
期間は最長10年間、年間控除額は最高40万円まで。
マイナス金利の現代では、住宅ローンの金利が1%以下になるケースも多数。
控除のおかげで逆に得をするという、逆転現象も起こっています。
利益が確定しているという意味では、投資よりも確実性のある資産運用というわけです。
さらに低金利を目指す|住宅ローンの借り換えのススメ
既に住宅ローンを組んでいる場合でも、借り換えが可能な方は、検討をおすすめします。
数年前に組んだローンの場合、借り換えをしたほうが低金利になるかも。
手数料がかかるので、どちらがお得になるか、比較してみて下さいね。
住宅ローン減税のある10年間に、しっかり資産運用しよう
住宅ローンと投資を同時並行でやるなら、住宅ローン減税の恩恵を十分に受けるのが賢いやり方。
なおかつ、住宅ローン減税のなくなる10年後までに、ある程度返済の目処を立てておくのが良いでしょう。
場合によっては、頭金を入れるよりも、その資金を活かして投資をするほうが、メリットがあるかもしれません。
ですが、投資のリターンは、過去の実績と同じように行くとは限りません。
10年後に、住宅ローン減税がなくなったタイミングで一括完済できれば、最も美しい形ですね。
幅広いパターンでシミュレーションをして、最善の手段を選ぶといいですね。
任意整理で利子ゼロ|早く返済するより、投資に回そう
任意整理をしたため、利子はなくなって、今は元本のみを粛々と返済しています。
繰上げ返済をしなければ、完済は2025年8月予定です。
任意整理をした人が、繰り上げ返済よりも投資するべき理由
任意整理をすると、利子がなくなるため、繰り上げ返済をしてもメリットはありません。
強いて言うなら、「完済したぞー!」という達成感・すっきり感があるくらい。
期限通りに返済しても、繰り上げ返済しても、返済する総額が同じ。
任意整理をしている場合は、余剰資金を投資に回すことをおすすめします。
借金返済の支払い遅延はダメ!損害遅延金が請求される場合も
支払期限を一定期間以上過ぎたり、月々の返済金額が足りないことが頻発すると、任意整理の権利を失います。
つまり、全額を一括で返済する義務が発生します。
合意した契約内容にもよりますが、年率20%の遅延損害金が加算される場合も…!
手作業で振り込むのは、いつか忘れてしまいそうで怖かったので、自動的に振込できるように設定しています。
先に借金を繰り上げ返済するべき2つの条件
もちろん、投資をせず、先に繰り上げ返済した方がいい場合もあります。
- リボ払い・カードローン
- 借金の利子が年利3%を越えている
先に繰り上げ返済した方がいい場合|リボ払い・カードローンはダメ!
車の購入や、パソコン・家電などを分割払いで購入する場合、クレジットカードのリボ払いや、3回以上の分割払い、カードローンに手を出してはいけません。
知らず知らずのうちに、利子が雪だるま式にふくらんでしまうことも。
100万円を超える高額な買い物はともかく、数10万くらいの出費であれば、貯蓄からまかなえるように備えたいですね。
先に繰り上げ返済しよう|借金の利子が年利3%を超える場合
借金の利子が、3%以上ある場合は、借金の返済が優先。
一般的なインデックス投資で得られる利益は、3〜5%が妥当。
ということは、3%以上の利子のある借金は、投資の利益があったとしてもマイナスになる可能性があるんです。
早く返済することで、確実に利子の分だけお得になるので、先に繰り上げ返済してしまいましょう。
借金返済と投資は、無理のない範囲で並行できる
借金の返済と投資、どちらを優先するべきか。
結論は人それぞれで、何を第一に考えるかによって変わってきます。
このふたつに当てはまる場合、繰り上げ返済をせず、手元に資金を置いても良いと考えています。
- 住宅ローン減税など控除がある
- 借金の利子がなく早く返済してもメリットがない
生活防衛資金を確保した上でなら、投資に回すのもひとつの手です。
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借金を返済しながら、貯蓄と投資を両方並行していきます。
目標を決めると、やることが明確になりますよ。