- 長男ばかり優遇しているような気がして、次男がかわいそうに思える。
- かと思えば、長男は「弟ばかり大事にされてる」と不満に思っている様子…
- そもそも、兄弟って、平等にするべき?
兄弟や姉妹がいるご家庭は、子どもたちを平等に扱うことができているか、一度は考えたことがあるでしょう。
親がどれだけ気をつけていても、子どもたちの「ずるい」「なんで○○ちゃんばっかり」という不満が出てしまうこともあります。
また、親自身も「兄弟を平等にできているだろうか」と悩むことがあるはず。
特に、我が家は長男の不登校などの問題があり、難しいところ。
この記事では、兄弟や姉妹を平等に扱うにはどうすればいいか、そもそも平等にするべきかどうかを考えました。
不登校の長男より、優等生の次男を優遇したい親の気持ち
長男は、中学校を不登校になって1年以上が経ちました。
次男は、小学校でストレスもあるようですが、問題なく通学しています。
私としては、長男に「学校に行け」とは求めず、かなり優遇しているつもり。
プロゲーマーになりたいとのことで、ゲーミングPC一式を買い与えました。家で日中ゲームばかりしていても、親は文句を言いません。
これだけ、やりたいようにやらせてもらっているにも関わらず、長男自身はそうとは思っていない様子。
それこそ、おやつの量などのちょっとしたことでも「弟ばかりずるい」と、平等にしたがります。
さらに、私のクレジットカードを勝手に使ってゲーム課金までする始末。
それにひきかえ、次男は運動神経バツグンで、勉強も平均点以上の出来。
宿題も自分でやれるし、基本的に手がかかりません。
長男に割とひどい扱いを受けていても、しなやかにスルーしたり、ときどき言い返したり、対応が上手。
長男が平等にこだわるときは、「兄ちゃん、食べていいよ」と譲ってあげることも。
朝なかなか起きなくて遅刻がちだとか、それなりにいろいろありますが、少なくともモラルに反することはしません。
私としては、頑張っている次男をもっと優遇してあげたいと思ってしまいます。
兄弟・姉妹を平等に扱うのは無理
こんなふたりを見ていると、完全なる平等は無理だと痛感します。
そもそも、長男と次男は、年齢が3歳、4学年離れています。
持って生まれた個性も、置かれている状況も全く異なるふたり。
同じように育てて、一緒に暮らしていても、求めるものが違うのです。
ふたりを平等に扱うなら、長男に「学校に行け」と言うことになるし、次男に「学校に行かなくてもいいよ」と言うことになります。
だから、兄弟を平等に扱おうと気を遣うのはやめました。
その代わり、長男と次男、それぞれの希望や要求に、フラットな視点で対応することを心がけています。
兄弟平等を意識するより、それぞれ個別に対応すること
もともと年齢も性格も違うのだから、ニーズが違うのは当然です。
だから、長男にも次男にも、それぞれに話を聞いて、適切な対応をその都度考えていくしかありません。
平等にしなくちゃ、と考えすぎるあまり、本当に子どもたちが求めているものから遠ざかってしまっては本末転倒。
結果的に、ふたりとも同じものを求めている場合は、状況に応じて希望を叶えるかどうか検討します。
それぞれが満足していれば、お互いを羨んだりせず、「ずるい」という感情が生まれなくてすみます。
兄弟の個別対応1|長男の不登校を受け入れる
中学校からの帰りに、長男といろいろ話せてよかった💡
「お腹痛くなかったら学校行きたい?それとも家にいたい?」って聞いたら
「しんどくなくても行きたくない」って👀その質問した瞬間、両手を握ったり離したりソワソワしだして
あー、なんか、無理なんだろうなー、って思った🤔— シーア🍀かもともさんアイコン (@seer1118b) October 23, 2019
長男は、いじめなど明確な理由がない、原因の分からない不登校。
私にとって、長男の不登校は、「解決しなくてはならない問題」でした。
ですが、長男は「もし体調が元気で、学校に行ける状態でも、学校には行きたくない」と明言しました。
言い換えれば、中学校卒業まで、学校に行く可能性がゼロになったということ。
今日こそ、明日こそ、いつか学校に登校してくれるのではないか…と期待していたときの方が、毎日裏切られている気がしてつらかった。
ですが、本人の口からはっきり「しんどくなくても学校に行かない」と聞いて、思いの外、心が晴れました。
受け入れるのって、とても難しいこと。1年以上かかって、やっと受け入れる心境になりました。
次男と平等ではなく、長男の適性に合わせた結果、自然と不登校を容認することで落ち着きました。
兄弟の個別対応2|次男にも、長男と同じゲーミングPCを購入
次男にはこれまで個人のPCがなく、私のお下がりの古いノートパソコンを使っていました。
ですが、Windows7のサポート終了、動作が重くて使いたいソフトが入れられないなど、不具合が…。
そこで、長男に買い与えたものと同じゲーミングPCとモニターを、次男にも購入しました。
といっても、長男と平等にしようとしたわけではありません。
もともと、次男はパソコンに興味があり、動画編集やマインクラフト(PC版)など使いこなしていました。
ローマ字の入力も、長男よりも早く覚えていて、プログラミングを勉強したいと語っています。
そのために最適なPCを探したら、長男と同じ機種に行き着きました。
兄弟それぞれが満足し、「ずるい」と感じない環境を
同じ両親から生まれて、一緒に育ち、生活している兄弟でも、一人ひとり個性があります。
だから、要望が異なるのは当然のこと。
長男は、どうやっても勉強ができなかったけれど、次男は、嫌々ながらもそこそこ勉強ができる子。
次男は、ちょっとした口の聞き方が生意気でイラッとするけど、長男は、人が弱っているときには特に優しくしてくれる子。
経済的、物理的に、なかなか全ての希望を叶えられるとは限りません。
だけど、お金がかかる希望ばかりでもないし、話を聞くだけでも十分なケースもあるので、出来る限り対応していきたいです。
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長男は、プロゲーマーになるのが夢で、eスポーツコースのある通信制高校に興味を持っています。
もう中学校に通える日は来ないと思いますが、先の目標があるのは良いこと。
本人が希望する通信制高校なら…と、親の私も期待をしています。