長男、学校、行きました…!✨
— シーア🍀よくばりブロガー (@seer1118b) May 20, 2020
1年8ヶ月ぶりの登校😭😭
出席番号で人数を分けた時差登校で
午後からだったので、今ようやく😇
よ、よかった…ひとまず第一歩👣 https://t.co/bCMmakPjeR
2018年9月、中学1年生の夏休み明けから、不登校になった長男。
1年8ヶ月の間、ずっと学校に行けなかったよ…。
なぜ不登校になったのか、理由がわからず、親としてあれこれ行動してみても何も解決できず、不安な日々が続いていました。
もう中学校には登校しないまま卒業するんじゃないか…と思っていた頃、2020年5月20日、ようやく学校に行けました!
よかったね!
この記事では、長期間に渡って不登校だった長男が、なぜ学校に行けたのかを振り返りました。
また、これまでやってきたことと、これからやっていきたいことをまとめています。
今、子どもの不登校で悩んでいる方の参考になればいいな。
コロナウイルスの影響で休校中、不登校児は普段通り
中学1年生の夏休み明けから登校していないので、中学2年生は1日も登校せず、そのまま中学3年生になりました。
コロナウイルスの影響で、2020年2月後半から、小中学校は休校に。
不登校の長男にとっては、休校になっていても、日常はあまり変化がありません。
ですが、休校中、「自分だけでなく、みんな学校に行ってない」という事実は、長男の気持ちを楽にしていた様子。
次男も小学校がなくて、ずっと家にいるしね。
約3ヶ月の休校中、日中は兄弟ふたりでオンラインゲームをするなど、気ままに楽しく過ごしていました。
不登校の間、夜に担任の先生に会いに行っていた
中学2年生までは、週1回、夕方〜夜の時間に学校に行っていました。
他の生徒と会うのは気まずいみたいで、みんなが下校したあとに行っていたよ。
担任の先生に会って、プリントをもらったり、「もうすぐテストやで」などと話をしたり。
少しでも学校に触れていないと、長男は物理的にも精神的にも、学校の存在をすっかり忘れてしまいそうだったから。
お散歩のついでみたいな感じで、僕を連れて中学校まで行ったこともあったよ。先生もOKしてくれたしね。
ですが、コロナ休校期間はそれもなくなり、そのまま中学3年生に。
4月になってからも、3年何組なのか、担任の先生が誰なのか、長い間わからないままでした。
私は、慣れ親しんだ中2の担任の先生が持ち上がってくれればいいなと思ってたんだけどね。ゲーム好きの若い男の先生で、長男とも合っていそうだったし…。
中学3年生の担任の先生は、長男の不登校を知らなかった
5月のゴールデンウィーク明けのある日、中学3年生の長男のクラス担任になった先生から、電話がかかってきました。
長男くん、登校日に来ていなかったので、連絡しましたー。欠席はひとりだけだったので、どうしたのかなと思って。
えっ、登校日だったんだ…?
私は、登校日があったことも知らなかったし、長男が3年何組になったのかも、担任の先生の名前も、その電話で知りました。
登校日については、中学校のHPを自発的に見ないといけなかったのです。
私はまったく見ていませんでした…登校日を知っていたとしても、そのときは長男が登校するとは思えなかったけどね。
先生は、長男が不登校だと知らなかったので、電話で説明しました。
というか、2年生の担任の先生から引き継ぎとかないのかな…?
もしかしたら、コロナ休校の影響で学校もバタバタしていて、いろいろ手が回っていないのかもしれません。
先生の家庭訪問は、第一印象より良い結果に
一度、お母さんにも長男くんにもお会いしたいので、ご自宅に家庭訪問させてもらってもいいですか?
家庭訪問で初めて会った先生は、悪い人ではないんだけど、私にとっては結構、しんどいタイプでした。
本日休業日👀
— シーア🍀よくばりブロガー (@seer1118b) May 18, 2020
長男の中学校の新しい担任の先生が
家庭訪問に来て
熱意はわかるけど
しんどい先生かもしれないと思った😇
具体的に言うと
「気が向いたら来て」が
長男に負担ではないと思ってて
本当にいつか気が向くと思ってるタイプ💦
言いにくいけど
長男にはそんな日は来ないと思います🥺
端的にいうと、私が長男の不登校を解決したくて模索していた頃、彼に言っていたようなセリフを、今さら言う先生でした。
そんな言葉、これまで私だって何回も言ってるけど、長男には響いてないのにな。この人は何も知らないんだな。
でも、あとから振り返ると、長男にとっては、かえってよかったのかもしれません。
初対面の先生が、これまでの不登校のことを知っていて、「わかってるよ」的なことを言ってくる方が、気持ち悪いかも。
遠慮して、腫れ物に触るように扱われるよりは、何も知らずにグイグイ来てくれる方が気がラク。
確かに、ずっと「不登校の子」っていうレッテルを貼られるのは嫌だよね。
家庭訪問当日のツイートでは、しんどいと表現しましたが、「登校できた」という結果を見ると、第一印象よりもよかったです。
長男も、「空気読めなさそうな先生」とは言ってたけどね(笑)。
コロナ期間の分散登校は不登校児には朗報
担任の先生が、家庭訪問時に、コロナ休校中の分散登校について教えてくれました。
- 登校日は週2回程度
- 出席番号で1クラスを3つに分け、時間帯をずらす(長男は午後から)
- 教室内は2m間隔で机を配置(ソーシャルディスタンス)
- マスク着用必須
- 飛沫感染対策として、必要以上に会話をしない
- 本格的な授業はやらない
長男のように、不登校だった子にとっては、再登校のハードルが低くなる条件がそろっていました。
1回あたりに同時に登校する生徒の人数は、10〜12人程度。
進級してクラス替えがあったため、生徒同士まだお互いのことをさほど知りません。
「この子、ずっと学校に来てなかった子だ」と気づく人も少ないはず。
みっちり授業をやるわけではないので、学力に大きな不安のある長男も安心。
次の登校日、どう?
無理せんでいいけど、来れたら来てよ。
長男は、担任の先生に「考えとく」と答えました。
これまでの「考えとく」は、断るのが気まずいからお茶を濁しただけで、結局やっぱり行かない…というケースが100%。
だから、結局は登校日にも行かないだろうって思ってたんだけど…。
家庭訪問で初めて会った先生に、「絶対行かない」とは言いにくかったから、気を遣ったのかなと思っていました。
不登校の長男が再登校する前日の会話
きっと行かないと思うけど、一応、長男に声かけておくか…。
登校日の前日、子どもたちが寝る前に、ダメ元で「登校日どうする?」と言ってみました。
すると、長男から「ちょっと話を聞いてほしい」と言われました。
長男に「話を聞いてほしい」と言われ
— シーア🍀よくばりブロガー (@seer1118b) May 19, 2020
1時間半くらい話してた👀
長男、明日の登校日、学校行くかもしれない🥺
1年生の夏休み明けに不登校になって
約2年弱のブランクを経て、3年生の今🌈
…いや、まだわかんないぞ。
本人は決意したというけど🤔
あまり期待せずにいよう💦
普段から会話はある家族ですが、長男から改まってこんなことを言われたのは初めて。
弟にはあまり聞かれたくないとのことだったので、次男には先に寝室に行ってもらい、ふたりきりで話しました。
私が在宅勤務で家にいる時間が長くなっていたため、長男とのコミュニケーションがスムーズになったおかげのような気がします。
最初に不登校になった理由はサボりだった
長男のプライバシーに配慮して、全部は書きませんが、そのとき彼が語った内容はいろいろありました。
もっとも大きな発見は、「最初は、学校めんどくさいと思ってサボったら、気まずくて行かれへんようになった」と、不登校になった理由を語ったこと。
マジで?そんな理由で1年8ヶ月も不登校だったの?
正直、肩すかしを食らったような気分ではありましたが、怒る気にはなれなくて。
正直に話してくれたこと、自分のダメなところを認めたことは、大きな成長。
言えないだけで、実はいじめなんじゃないの?とか疑う必要はなかったわけだね。
2年生の後半には、普通に学校に行っている人を羨ましく思う気持ちが芽生えた語ってくれました。
私も、「学校に行かなくなった頃、無理に行かせようとしたり、責めたりしてごめんね」と伝えました。
長男は、最後には「話を聞いてくれてありがとう」とまで言ってくれました。
1年8ヶ月の不登校期間を経て、再登校
そして、前日の宣言通り、2020年5月20日の午後、長男は無事に学校に行きました。
実に、1年8ヶ月ぶりの中学校登校。
分散登校で、ほんの1時間半で帰ってきましたが、時間の長さは重要ではありません。
まずは、学校に行けたことそのものが、偉大なる一歩。
もう、このまま中学校には一度も行かないかと思ってたよ…。
長男の中に、中学校に行くという選択肢がまだ残っていてくれたことを、うれしく思ったのでした。
久しぶりの再登校で、先生にお願いしたこと
長男本人は、周りの生徒がなんて言うかと、反応を気にしていました。
多分、周りの子も自分のことで精一杯だし、たいして長男のことを気しないと思うんだけどね。
「きっと気にしないと思うよ」と伝えても、彼自身が気にしているなら、私がなんと言おうと関係ないんです。
コンプレックスって、いくら「そんなことないよ」って言われても、自分が気になって仕方がないもの。
実際には、周りから見てどうかじゃなくて、自分が気にしてるんだよね。
先生には、長男は注目が集まることを嫌がるから、空気のように扱ってくださいとお願いしました。
みんなの前でひとりだけ自己紹介をさせたら、せっかく行く気になったのに、もう二度と行かなくなってしまいそうだったから。
取り越し苦労かもしれないけれど、このチャンスは大事にしたい、無駄にしてはいけないと必死でした。
不登校になったばかりの頃は、理由を探していた
長男が不登校になって、さまざまなことを試しました。
心療内科に連れて行ったり、フリースクールを調べたり、いろいろ模索したこともあります。
実のところ、あまり意味はなかったけれど、そのときは、何かしないと落ち着いていられなかったんです。
何もしないなんてダメな親だ、という意識もしんどかった…。
たくさん悩んだし、不登校の親として「やってはいけない」とされることもしてしまったけれど、器用に他のやり方を選ぶこともできなかった。
だからといって、まあいいやと気楽に構えるなんてできるはずもなく…。
「学校だけがすべてじゃない」とか、「いつかきっと学校に行けるようになるよ」とか、知ったような顔でアドバイスしてくる人が、無責任に思えました。
でも、探しても見つからないはずで、理由なんてなかったのだと知りました。
ドラマみたいに劇的な理由なんて、現実にはないのかもね。
再登校のきっかけは、コロナによる分散登校が決め手
長男が久しぶりに再登校できたのは、コロナウイルスの影響で分散登校になったおかげ。
私が働きかけたからでもないし、先生が家庭訪問に来たからでもない。
コロナ流行はよくないことだけど、そのおかげで再登校できたともいえるよね。
やはり、本人が学校に行く気にならないと、どうしようもないんだということがわかりました。
親や先生、周囲の人がいくら動かそうとしても、なんともならなかったことが、今こうして動き出したのだから。
不登校が解決したわけではない
一度学校に行けたからと言って、完全に不登校が解決したわけではないし、今後普通に学校に行けるわけではありません。
本人にとっても、「一回行けたから次の登校日も大丈夫でしょ」とハードルを上げられることは、重荷になるはず。
行けたら行く、行けないなら無理しない。それでいいよね。
今まで、学校には行けないのが当たり前だったのに、これからは行くことが当たり前になるのは、唐突にジャンプアップしすぎだもんね。
登校ゼロで卒業かと思ってたくらいだもん。1日でも学校に行ったらラッキー!
不登校の中学生、約1年半ぶりの再登校|まとめ
ひとまず、第一歩を踏み出した感じがするよ!
長男は、1年8ヶ月にわたる不登校期間を経て、ようやく再登校し始めました。
すべてが解決したわけではないけれど、ゼロからイチは大きな一歩。
これからも、しばらくはイレギュラーな登校日が続きますが、少しずつペースをつかんでいってくれればいいな。
通常登校になって、クラスの人数が普段どおりになった時、またハードルがあるかもね。
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長男は、ゲームが好きなので、中学校卒業後の進路は、通信制高校のeスポーツコースを希望しています。
今は、普通科の高校だけでなく、いろいろな選択肢がある、いい時代になりましたね。