こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
この記事では、公立中学校にかかる費用をまとめました。
小学校とはまた違った支出ですが、事前に知る手段があまりないので、気になっている方も多いのではないでしょうか。
義務教育とはいえ、結構お金がかかるものなんです。いくらくらい必要か、把握しておくことで、準備もしやすくなりますよ。
公立中学校ってどのくらいお金がかかるの?
この4月から、長男は中学校に進学します。
お勉強が苦手なTHE男子なので、もちろん中学受験など別世界の話で、公立の中学校に行きます。親の私にとっても、初めての事だらけです。
ちなみに、私自身は、中高一貫の女子校に通っていました。
なので、公立中学校は自分自身も行ったことがなく、本当に未体験の世界です。
さっそく先日、入学説明会があり、制服や学校徴収金など、かかる費用についてある程度資料をいただきました。
もちろんこれだけじゃないと思いますが、ざっくり公開します。
※地域などにより差があると思いますが、あくまでも私の住んでいる地域での話です。
公立中学校の制服の値段|合計約5万円
まずは、通学に欠かせない制服です。
- 制服ブレザー 22,870円
- 制服スラックス(冬用) 12,360円
- 長袖ポロシャツ 2,940円×2枚=5,880円
- 半袖ポロシャツ 2,820円×2枚=5,640円
- 小計 46,750円
女子もブレザーとスカートで、ブレザーの値段は同じくらいでした。
スラックスよりスカートの方が1,000円くらい高かったです。
季節によって買い足しが必要かも?
スラックスには夏用もあって、そちらは11,430円。
入学したてのときは、4月なので、とりあえず冬用です。
でも、夏になって暑いと言われたら、夏用も買う羽目になるかもしれません。
どちらも長ズボンなので、生地に疎い男子には、見た目ではどっちか分からなさそうです。
夏用があるということを知らないまま、1年中冬用を履いておいてくれないかなぁと期待しています。
また、冬用のオプションで、セーターやベストもありました。
いずれも、白と紺が選べます。
- セーター 7,380円
- ベスト 6,310円
今回は買いませんでしたが、入学後、冬になったらどちらか買わないといけないかもしれません。
男子は暑がりだから、いらないって言ってくれたらいいんですけど(無茶)。
ブレザーのサイズ選びに悩み、170を購入
あと、ブレザーのサイズはだいぶ悩みました。
結局170を買ったのですが、身長150cmの今は、肩幅も身幅もすべてがブカブカ。
でも、夫いわく「160にしたら、卒業時には絶対小さくなってるよ」と言うのです。
男子の身長が中学校でどこまで伸びるのか、想像もつきません。
私にはにわかに信じられなかったのですが、実際、15歳男子の平均身長は165cmくらいはあるんです。
長男は2月生まれなので、卒業時は15歳2ヶ月で、平均身長は166.5cmとなっています。
校章と個人名の刺繍入りで、廉価品での代用不可
制服は、ブレザーもポロシャツもセーターも、全て校章と個人名の刺繍入りです。
これが何を意味するかというと、市販の廉価品での代替ができないということです!
小学校では、ポロシャツは校章なしの市販品でもオッケーとされていました。
指定の制服販売店でも、「校章なしの安いのもありますけど、どっちします?」と言われるくらいでした。
セーターなんて、紺色のシンプルなやつ、ユニクロのでも似たようなのあるのに。
中学校は指定のじゃないとダメだそうです。
公立中学校のジャージ・体操服|約1万5000円
さて、ジャージ・体操服です。
実際には、制服は登校時で、日常的にはこちらのほうがよく着ているらしいのです。
洗い替えを含めて、2枚買うことを勧められました。
- ジャージ上 3,090円
- ジャージ下 3,090円
- 体操服上(半袖) 1,960円×2枚=3,920円
- 体操服ハーフパンツ 2,060円×2枚=4,120円
- 体育館シューズ 2,200円
- シューズ袋 210円
- 小計 16,630円
長男は、陸上部に入ると言っているので、ジャージを着ていることのほうが多くなるかもしれません。
学校見学のとき、運動部の子たちはジャージで練習していました。
もしかしたら、部活で試合などに出るときは、別でユニフォームなどが必要になるのかもしれません。
そもそも、試合があるのかどうかもよく知りません。
公立中学校では、風紀規定がきっちり
中学校は、内申が厳しいです。
「服装の乱れは心の乱れ」とのことで…。
ブレザーのボタンが上まで留まっているか、着崩したりスカートが短くなったりしていないか、風紀委員の先生が登校時チェックするそうです。
靴下は、学校指定ではありませんが、白のソックスと決まっています。
くるぶしソックスと(スニーカーソックス)はNG。
公立中学校の通学カバン・サブバッグ|約5000円
小学生はランドセルでしたが、中学生は大きめのバッグを肩にかけて登校しています。
それも校章・校名入りの指定バッグ。
また、副教材が多いときにはサブバッグを使用するよう決まっています。
- 通学カバン 3,590円
- サブバッグ 1,430円
- 小計 5,020円
サブバッグは、いるかいらないか分かりませんが、荷物が多くなったときに「サブバッグ買ってない!」と困ることになってもいけないので、購入しました。
公立中学校の副教材|約3000円
学校の備品では賄えない、美術の授業で使う画材や、音楽の授業で使うアルトリコーダーなども、事前に販売されていました。
アルトリコーダーは名入れされて、入学式で渡されるそうです。
- 美術補助教材(ポスターカラーなど) 1,600円
- アルトリコーダー 1,760円
- 小計 3,360円
こうして販売されるということは、必要になるのだろうと思って購入しました。
実際どのようなカリキュラムで、1年生のうちのいつに使うのかなど、全然何も知りません。
第1子なのでおさがりもないですし、とりあえず、必要とされるものはすべて買うしかない感じです。
公立中学校の学校徴収金|3年間で約10万円
制服代などは、いわば初期費用です。ランニングコストの方はどうでしょう。
入学説明会で、昨年度の入学生の学校徴収金がいくらだったかが公開されていました。
例年、だいたい同じくらいになるそうです。
- 1年生 45,470円/年
- 2年生 31,450円/年
- 3年生 19,069円/年
- 小計 95,989円
1年生が最も高くなっている理由は、3年生で行く修学旅行の積立を1年生のうちに徴収するからです。
3年生までに転校とかした子はどうなるんだろう、と思っちゃいますが、とにかく毎年そうしていると。
制服などで出費があるところに、学校徴収金まで1年生に固めてくるとは…。
でも、2・3年生ともなると、塾とか受験勉強とか、そっちでお金かかるから、これはこれでいいのかもしれません。
公立中学校への入学・学校徴収金の費用合計は、約17万円
さて、現状買わなくてはならないすべての金額が出揃いました。
最初にかかる費用はいったいいくらになるでしょうか。
- 初期費用(制服、ジャージ等) 71,760円
- ランニングコスト(学校徴収金) 95,989円
- 合計 167,749円
なんと、公立中学校でも、約17万円も必要なことがわかりました。
義務教育とはいえ、結構お金がかかるものです。
しかも、これで終わりなわけではなく、給食費などは別ですし(給食は希望制)、副教材も途中でまた必要なものが出るでしょう。
部活で遠征するかもしれません。お小遣いだって、小学生よりは多くなります。
どんどん大きくなるので、私服も買い替えスピードが早そうです。しかも大人並みのお値段。
我が家は、4学年下に次男が控えているので、制服などはお下がりできないかと考えています。
しかし、長男のこれまでを振り返ると、3年間でボロボロに着倒して卒業しそうな気もしています。
子育てはお金がかかると言われていますが、ここに来てようやく身にしみています。
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子どもの教育資金を貯めるために、有効な手段として、ジュニアNISAがあります。
18歳まで引き出すことができませんが、 非課税で投資・運用することができます。
とはいえ、中学校の入学資金には適しません。
そもそも、公立中学校への入学資金程度は、手持ちの貯金から出せないとマズイですよね。
大学などの資金として考えましょう。