こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
働く女性は、ワークライフバランスに悩みがちですよね。
私も、試行錯誤しながら、ワーキングマザーを15年近くやっています。
入社して1年未満で長男を妊娠して、会社で初の産休・育休を取得…
私の体験を振り返ると、仕事を続けられたのは、10の要素があったからでした。
- 会社が受け入れる体制を整えてくれた
- 時短勤務ができた
- 仕事がやりがいがあって楽しい
- 短時間でも成果を上げられ、評価してもらえた
- 同僚・上司など周りの理解があった
- 職住接近のため、会社の近くにマンションを買った
- 保育園に入園できた
- 夫が家事・育児に協力的 ※平日は帰りが遅いけど
- 実家が近く、緊急時は実母がサポートしてくれた
- 私も子どもも、健康で丈夫。風邪を引きにくい
どこかで悩んでいる、誰かの参考になればと思います。
専業主婦が損だと言われても、働き続けられる環境がないとダメ
相互リンクして仲良くして頂いている、あきんこさん(@AKI2016free)のブログを読んで思ったことを。
「専業主婦は2億円損をする」は、私も読みました。書評記事はこちら。
私は子持ちワーキングマザー、あきんこさんは、既婚DINKSと、それぞれ立場が違います。
でも、「専業主婦を悪く言うのは違うと思うけど、働くことができる環境なら、働き続けたいよね」という認識が共通しています。
いくら専業主婦が損だと言われても、専業主婦でいるしかない人・専業主婦でいたい人もいます。
家事や育児に集中したい人や、働かなくても夫の稼ぎで生活できる人なら、それはその人の価値観だから。
もちろん、離婚や死別などのリスクがあるので、働くことでリスクヘッジできたほうが良いと思いますが…。
だけど、問題は、せっかく働きたい意志があるのに、環境やサポートの少なさのために、泣く泣く仕事を辞めてしまう人がいることです。
そんな悲しい退職を防ぐために、社会と、社会を構成する我々に、できることがあるはず。
私は会社の産休第1号
13年前、長男を妊娠して、会社で初の産休・育休を取得しました。
当時は、まだまだ体育会系というか、昭和っぽい文化のある会社でした。
「営業電話100件かけろ!」とか、「飛び込み営業行って受注するまで帰ってくるな!」とか。
当然、残業も多く、夜遅くまで残って仕事をするのが「頑張ってる証」みたいな風潮がありました。
ですので、産休に入るときは、こう思っていました。
ただ、取締役や上司は「おめでとう!いつ戻ってくるの?」というウェルカムな雰囲気でした。
初めての子育てで、仕事と両立できるのか不安はありました。
当時は、育休から復帰したら、半年後に雇用保険から一時金がもらえる制度でした。
ワークライフバランスを語るランチミーティング
うちの会社では、3ヶ月に1回、上司との面談が設定されています。
上司は、若い女性社員から、この先の結婚・出産と、仕事との両立に対する不安をよく聞くそうです。
私の体験が、みんなの気持ちを少しでも楽にできるなら、こんなに嬉しいことはありません。
とはいえ、不安もありました。
- 「それってシーアさんだからできたことでしょ」と思われるんじゃないか
- こんな私の一個人の体験談なんか、求められていないんじゃないか
でも、上司の言葉に背中を押された形で、やってみることにしました。
仕事を続けられた、10の要素
私が仕事を続けられたのは、10の要素が奇跡的に重なったからです。
もちろん、私自身も努力や工夫はしました。
でも、自分だけの力で手に入れられるものばかりではありませんでした。
- 会社が受け入れる体制を整えてくれた
- 時短勤務ができた
- 仕事がやりがいがあって楽しい
- 短時間でも成果を上げられ、評価してもらえた
- 同僚・上司など周りの理解があった
- 職住接近のため、会社の近くにマンションを買った
- 保育園に入園できた
- 夫が家事・育児に協力的 ※平日は帰りが遅いけど
- 実家が近く、緊急時は実母がサポートしてくれた
- 私も子どもも、健康で丈夫。風邪を引きにくい
職住接近は絶対に必要だった
このうち、自分で選んだことで、最も有効だったのは、会社の近くに住むということ!
私の場合は、会社から自転車で15分のところに住んでいます。
私も夫も、転勤のない会社です。
分譲マンションを購入し、末永く地域に根ざすことを決めました。
今は、9:00始業で、8:30に家を出ています。
未就学児の頃は、家と会社の間くらいの場所に保育園があったので、自転車に子どもを乗せて保育園に送っていって、そのまま出勤という流れでした。
今は、子どもたちがふたりとも小学生。
5時間目(13:50~14:35)に授業参観などというときも、午後休を取って行きやすいです。
仕事が忙しいときは、参観のあとに、再び会社に戻ったりもしました。
地域によっては難しいこともあるかもしれません。
大阪の場合、オフィスビルが立ち並ぶエリアでも、1駅くらい離れたら、ファミリー世帯が多い住宅街が隣接しているところも多いのです。
私の住んでいる地域も、子どもが多くて子育てしやすく、住みやすいです。
会社の制度よりも、周りの温かい視線
産休・育休や、時短や残業規制などの制度は、既に導入されて年月が経っています。
それでも、まだまだ子持ちの女性が働きにくかったり、男性の育児休暇が取りにくいのは、周囲の理解のなさに原因があります。
上司が50代以上の男性で、奥さんが専業主婦だったりすると、家のことは全部任せきりだったという人も多いです。
現代の多様な価値観を、認められない人もいます。
それに、急に休まれたらフォローできる人員がいないとか、独身の社員に負担がかかるなど、体制が整っていないケースもあります。
「制度を使う権利があるから」と堂々としていたら、「申し訳なさそうにしてたら許してあげるのに」といった態度をとる人もいます。
うちの会社では、幸いそういう人はいません。
このご時世、共働きは当たり前だと、みんな分かっています。
私は数年間、助けられる側にいました。
今は、業績面でも知識・経験でも、他の後輩たちを助けられる立場にいます。
一方で、残業は今もあまりできないので、持ちつ持たれつで助け合っています。
核家族でも、子どもが体調を崩しても、大丈夫なように
このふたつは、自分自身の努力では何ともなりません。
- 自分・子どもの健康
- 親(子どもにとっての祖父母)のサポート
実家が遠方だったり、親が離婚していて頼れない、という子もいます。
私は、たまたま恵まれていました。
この条件に当てはまっていないと、仕事が続けられない、という社会
子どもが体調を崩すのは、成長の過程で絶対あることです。
そんなときくらい、仕事を休んで子どものそばにいてあげたい、と思う母親の心情も大切にしたいです。
私も、実母に頼もうと思えば頼めたけど、今日は自分が子どもについていよう、と決めた日もありました。
子ども自身だって、ママがいい…という時もあるのです。
子どもが丈夫になるまで、5年くらいの間、ちょっとペースダウンさせてもらう…
そういう配慮も、会社側には考えてほしいと思います。
代わりがきいて、突発的な休みに対応しやすい、融通がきく部署に異動するなど、方法はありますよね。
ワーキングマザー=時短勤務とは限らない
勘違いしないでほしいのは、必ずしもみんながみんなペースダウンした働き方を求めていないということです。
それは、どちらが間違っているとか、母親失格だとか、そういうものではないのです。
子どもが病気のときも、病児保育に預けるなどして、責任とやりがいのある仕事を続けたい、ガンガン働きたいという人もいます。
数年間、時短勤務でじっくり両立して、ゆくゆくはペースアップしたいという人もいます。
逆に、赤ちゃん時代はバリバリ働いていたけど、子どもが小学校入学や、高校受験などのタイミングで、サポートするために一時的にペースダウンしたいという人もいます。
「子持ちはみんなこの働き方で!」と決めつけられるのではなく、家族のあり方や自分の意志が尊重される社会であってほしいです。
その環境を整えるのが、会社や管理職の務めではないでしょうか。
子どもの成長とともに悩みも変わる
うちの子どもたちは、もうすぐ中学校1年生・小学校3年生になります。
親が、ずっとつきっきりでいなくてはいけない時期は過ぎました。
反面、学習面や素行面など、目をかけないといけない部分は増えました。
赤ちゃん時代とは悩みが変わってきています。
仕事は営業職。
短時間でも成果を上げられるよう、売上にはこだわってやってきました。
仕事のスタンスが、周囲の人との関係性や、自分への信頼、発言力・影響力につながっているなぁと感じています。
専業主婦になって2億円損をするかは分かりません。
でも、トライする前に諦めて、結婚や妊娠を機に仕事を辞めてしまうのは、もったいないなと思います。
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夫との関係も、永遠とは限りません。我が家のように夫が借金をすることも…。
女性こそ、自分自身の資産と収入源を確保しておきたいものです。
会社の飲み会はもちろん、友達とも飲み会します!
月1~2回程度ですが、いい気晴らしになっています。
普段は残業せず帰ってしまう分、たまの飲み会は大切な交流の場。
夫に早く帰ってきてもらったりして、参加していますよ。こういう時間も必要ですよね。