こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
子どもには、突然の病気がつきものです。発熱、腹痛、嘔吐、下痢などなど…。大人と比べると悪化しやすく、急を要することが多いものです。
特に、一般の小児科が診療時間外になる、夜間や休日。翌診療日まで様子を見るか、救急病院に行くか、迷ってしまいます。
素人では、即座に救急病院にかかるべきか、判断がつきません。
そんなときの強い味方、小児救急電話相談があります。「#8000」に電話をすれば、どうするべきか指導してくれるんです。
この記事では、実際に「#8000」に電話したときのやり取りや、使い方をまとめています。
事前に知っておけば、急な子どもの体調不良にも、慌てないですみますよ。
子どもの突然の病気、どう対処する?
我が子は、中学校1年生(12歳)と、小学校3年生(8歳)です。もともと体が丈夫なのもあって、今はもう、そんなに頻繁に体調不良にはなりません。
でも、乳幼児の頃は、しょっちゅう熱を出したり、亜脱臼になったりしていました。
そんなとき、状況に応じて的確に判断する必要があります。私も、親として、子どもの体調不良への対応の経験値を積んだつもりです。
次男の膀胱炎(疑い)事件
次男が、突然「膀胱が痛い」と言い出しました。
ちょうどその直前、次男は「学校で、1回もおしっこに行ってな〜い」と、自慢げに話をしていました。
私は、それを聞いて「そんなん自慢にならへんで!ちゃんとお茶飲んで、ちゃんとおしっこしなあかん」と言っていました。
もともと、水分を積極的には摂らないタイプの子です。
学校に水筒を持っていっているのですが、800mlの水筒の半分くらいしかお茶を入れていないのに、それも大部分残して帰ってきます。
その直後の「膀胱が痛い」という発言に、真っ先に「水分を摂らなすぎたせいでは?」と疑いました。
「いっぱいお茶飲みなさい」と言いましたが、飲んでもすぐにおしっこが出るわけではありません。
様子を見るか、救急に行くか…迷う親心
最初は、「そのうち良くなるだろう」と思って様子を見るつもりでした。
でも、徐々に痛がる度合いが増してきて、大きな声で泣くようになりました。
その後もたくさん水分を取らせたけれど、「トイレに行ってもおしっこが出ない」と泣いていて、改善される気がしませんでした。
熱はないけれど、食欲がなく、大泣きして止まりません。
また、子どもの言う「膀胱が痛い」という感覚が、果たして正確なのかどうかも、考えなくてはなりません。
人間の痛覚は、意外にあてにならないものです。「お腹が痛い」と言っていても、腸と胃では原因や対処法が大きく異なります。
様子を見るのが正解なのか、多少無理をしても救急病院に行くべきなのか?
病院に行くかどうか迷う時は、「#8000」に電話
こんなときの強い味方、小児救急電話相談があります。
全国共通で、「#8000」に電話をかければ、各都道府県の相談連絡先につながります。
そこで、子どもの年齢や性別、症状、いつからその症状が出ているかなどを話せば、今すぐ病院に行くべきかどうか、判断してくれます。
私が事情を話すと、こう断言されました。
これは、心強いです。「おしっこが出ていない」という事実は、救急病院にかかってもおかしくない事案だということが裏付けられ、自信が持てました。
「コンビニ受診」という言葉があるように、ともすれば「気軽に救急病院に行く過保護な親」「軽度なら救急なんて来るなよ」と言われかねない世の中です。
専門化のお墨付きをもらって、安心して救急病院に行くことができました。
地域の「今診てもらえる病院」を教えてくれるダイヤル
「#8000」の相談員の方に、続けて聞かれました。
我が家のかかりつけは普通のクリニックなので、夜間診療は行っていません。
別の電話番号を教えてもらいました。それは都道府県により異なる番号で、救急病院を案内してくれるものでした。
我が家は大阪府なので、こちらを案内されました→大阪府救急医療情報センター(直通06-6693-1199)
一刻を争うときには、ネットより正確な情報源
ほとんどの病院にはHPがありますが、情報が古いことも多々ありますし、曜日や時間帯によっては診療時間が変わっていることもあります。
地域によっては、遠方でないと救急病院がないこともあります。
急を要するときに、ひとつひとつ調べていられません。
ましてや、ネットの情報をあてにして足を運んだのに、診療を行っていなかった…などということになっては、時間の無駄です。その間にも、症状が悪化してしまうかもしれません。
ネットは便利ですが、情報の取捨選択が難しいものです。
一刻を争うときには、より正確な情報を、より早く得ることを優先しましょう。そんなときに、救急医療情報センターの存在はありがたいものです。
病院に着いたときには痛みは治まっていた
電話で教えていただいた救急小児科に、タクシーで向かいました。
家を出る直前に、次男に「念の為トイレに行っておいて」と言ったら、そのときに割と多めに排出できたそうです(あとで聞いた)。
そのおかげもあってか、タクシーの中では痛がっていたものの、病院に着いて受付をしている間に「…ちょっと治ってきたかも」と気まずそうに言っていました。
膀胱炎の手前で回避した(らしい)
せっかく来たし、その直前までめちゃくちゃ痛がっていたのは事実なので、一応診て頂きました。
その結果、やはり膀胱炎になりかけだったのか、尿に含まれるバイキンが排出されず、炎症を起こしていたのではないかとのことでした。
すでに治まっていたので、検査や投薬はなしで、またたびたび同様の症状が起こるようなら受診して下さいと言われました。
繰り返さないための注意点としては下記2つです。
- 水分をこまめに取ること
- おしっこを我慢しないこと
水分をこまめに取ること
当たり前ですが、水分を取らなくてはおしっこは出ません。
ただ、「こまめに」と言っても、次男本人の「のどが渇いた」という感覚に任せていては、また同じことになる可能性があります。
お医者さんからは、具体的な指導をして頂きました。
次男の体重は27kg程度。そこから考えると、学校にいる8時~15時くらいまでの間に、持参している水筒の約半分、400mlは頑張って飲みましょう、と指導されました。
おしっこを我慢しないこと
尿意を催したときに、タイムリーにトイレに行くことが、体内に毒素をため込まないコツです。
次男は、遊びに夢中になっていると、我慢している自覚がないままに、尿意を忘れてしまいます。
なので、テレビゲームをしている最中はほとんどトイレに行かず、ご飯などのタイミングでやめさせたときにようやくトイレに行くのです。
うちの次男はそうでもなかったのですが、特に女の子は、「学校のトイレに行きにくい」と感じている子が多いそうです。
和式便所だし、暗いし、休み時間は短いし。授業中でも、トイレに行きたくなったら気軽に行けるように、先生に話しておくのも一つですね。
判断に迷うときはプロに頼ろう
子どもの急な病気は、たいてい夜や日曜に起こる気がします。
例えば、平日の日中で、仕事が休みで時間があるときなら、軽度でも受診すると思います。診てもらって、何もなければ安心ですからね。でも、そんなにうまくいかないのです。
今回、たいしたことなくて何よりでしたが、急な病気や体調不良は、親の方も慌ててしまいます。
親は、その子の普段の様子を一番わかっている存在ですが、医療のプロではないので、的確な判断ができないのは当然です。
そんなときは、プロに相談しましょう。「#8000」は全国どこでも、固定電話ではなく携帯・スマホからでも荷電可能です。
「受診したほうがいいです」「今やってる病院を案内できます」と言われたら、安心して病院に行けますよね。
余談ですが、救急小児科の先生、彫りが深くて外国人ぽい顔のかっこいい先生でした。優しかったし。ほんと、なんともなくてよかったー。
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今は、サボる習い事は一切させていません。新しいことをやりたいとも言われないので、そのままにしています。
習い事に行く・行かないでバトルにならなくて済んで、平和な日々です。
ゲームは楽しいし、良いものです。私も好きです。でも、夢中になりすぎてトイレに行くの忘れちゃダメですね。定期的に休憩させます。