こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
カードローンなどの金利は、18%となっているところが多いです。
もっと低いところもありますが、20%より高い金利を設定することは、法律で禁じられています。
とはいえ、18%といっても、具体的にいくら金利を払わないといけないのか、ピンとこないですよね。
借金をしないに越したことはありませんが、借りるなら、利子の金額を正確に把握しておくべきです。
この記事では、いかに借金の利子が重いものか、つづっていきます。
これから借金をしようとしている人も、これを見たら借りる気がなくなることでしょう。
残債約420万円。家計から流出した、利子含む総額は?
夫の借金発覚時の残債は約420万円で、借入先は計4社ありました。
※残債とは…利子を除いた、借金の元本の金額のこと。
- 三井住友銀行(カードローン) 1,552,300円
- プロミス 2,224,712円
- ジャックス 312,700円
- UFJニコス(クレジットカード) 120,298円
- 合計 4,210,010円
しかし、家計からの流出金額は、それだけにとどまりませんでした。
借りて返して…を繰り返す間に、利子としてさらに多くの金額を支払っているはず。
家計からはいくら流出しているのでしょうか。
家計簿をつけていたのに、全く当てにならなかった
私は、結婚してから今までずっと、家計簿を欠かさずつけてきました。
出産した日でさえ、病院までにかかったタクシー代を支出として記録していたくらい、マメにつけていました。
夫には、収入の記録のために給与明細を、出費の記録のためにレシートを渡してもらってつけていました。
「電車代とか、レシートの残ってない出費も家計簿につけるから、言ってね」と念押ししていました。
しかし、実際には借金して使っていた自腹交通費や、借金の返済に当てていた出費は、家計簿には計上されていません。
つまり、収入は正確だけど、支出は漏れが多々あったんです。
計上していない支出があるので、当然年間100万円単位でプラスでした。
結婚してから2016年までの、家計簿上の貯蓄総額、つまり私が貯蓄できていると思っていた金額は、7,211,554円でした。
借金の残債の420万円とは、大きな差があり、ここに利子分が含まれているのです。
末期には、返済の半分が利子だった
私に追い詰められて、借金があることを白状したとき、夫は、どこの会社にどれだけの借金があるのかも把握していませんでした。
どこにいくら借りていて、月いくら返済して、そのうち元本がいくらで、利子がいくらなのか等…。
恐るべきことに、何も分かっていませんでした。
借金に追われるままに返済して、また借りて…の繰り返しで、完全に思考能力を失い、麻痺していたのです。
それでも唯一わかっていたのは、6万円返済したら、半分の3万円が利子ということでした。
こんな状況では、いつまでたっても完済できるわけないのに、「なんとかするつもりだった」と。
借金の利子18%の場合、いくら利子を払わないといけないのか
今の法律では年率18%で貸付をしている金融業者がほとんど。
ということは、100万円を1ヶ月借りたら、いくら返済することになるのでしょうか。
利子…100万円×18(%)÷365日×30日=1万4794円
つまり、1ヶ月後には101万4794円返さないといけません。
そのくらいなら、大したことはないと思うでしょうか。
それで済めばまだいいかもしれません。
でも、仮に、約7年間、450万円を借りて、その間一切返済をしなかったとしたら、どうなるでしょうか?
利子…450万円×18(%)×7年=567万円
元本と合わせたら1017万円ということ。
この前提は多少横暴かもしれません。
だって、最初から450万円だったわけじゃないし、7年間一切返済しないということもさすがにないので。
ですが、極端な話、利子18%/年ということは、こうなる可能性もあるのです。
家計簿上のプラスは7,211,554円あるはずだったので、意外にニアリーなのかもしれません。
今にして思えば兆候はあった
2014年頃から、たびたび、電気代など公共料金の引き落としができなかった旨のハガキが届くことがありました。
私はそのお知らせを見るたびに、嫌悪感を覚えていました。
お金がないわけじゃないのに、なんでちゃんと管理できないんだろう?と思っていたんです。
(まだ家計簿が正しいと思っていたので、プラスだと信じていたのです)
夫の言い訳は「給与振込の口座と、公共料金の引き落としの口座が違うから、お金を移すのを忘れていた」というものでした。
「ごめん」と言われて「ちゃんとしてね」と答えて、終わっていました。
今にして思えば、お金のことを話すと極端に不機嫌になって、会話を避けたがっていた気もします。
男の人って、お金の話=自分のお給料が少ないと言われているかのような気分になるのかも、と考えていました。
嫌がられても、もっと突っ込めばよかった、この時に口座の残高をこっそり見ればよかった、と後悔は尽きません。
家族に借金を隠している人は、今すぐ正直に話そう
もし、借金を抱えているのに、家族には隠しているという方がいたら、今すぐ正直に話してほしいです。
黙っている期間が長ければ長いほど、信頼が失われますし、家族の失望や落胆は雪だるま式に増えていきます。
隠したまま、完済しきる自信があるという方も、一度振り返ってみて考えてほしいのです。
完済したとしても、借金した事実は変わらないんですよ。
利子などで家計に余計な負担をかけているのに。
それって、自力で完済できたら言わなくてもいい程度のことでしょうか?
夫に「自分で何とかするつもりだったから言えなかった」と言われたとき、「じゃあ、自分でなんとかなってたら、私はずっと知らないままだったわけ?」と反論しました。
私の知らないところで夫が借金をして、私の知らないところで完済して終わっていく…そのほうが恐ろしい。
信頼を取り戻すことは、もしかしたら一生できないかもしれません。
それも、もとはと言えば自分が引き起こしたこと。
誠心誠意謝って、努力して、一生償うつもりで、家族に協力を仰いでください。
ここまできたら一人では絶対にどうにもならない、と、そろそろ薄々気づいてきているはずです。
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