こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
こんな風に渇望するのは、みっともないのかもしれないけど、夫の借金がわかってからというもの、お金のことばかりを考えています。
「ある」と思っていたお金がなかったこと、「ない」だけに留まらず、マイナスだったという事実。
受け入れなければならないと分かっていても、今もまだ、ときどき思い出したように、打ちのめされています。
この記事では、夫に借金を隠されていた私が、世界分散投資で、自分の自由を自力で手に入れようと考えた経緯をお話します。
お金に執着しないで生きていたい。そのための資産形成。
自分の理想は、お金に執着しなくても、フラットな状態でいること。
稼いでやる!とメラメラするのでもなく、ガチガチに節約するのでもなく。
仕事はちゃんと頑張るから、その分、ご褒美に好きな服を買ったり、ネイルに行ったり、好きなことをしたい。
これらは、当たり前のようにセットであってほしい。
- 週に1回くらいはコンビニのコーヒーを買いたい
- 誰かが飲みに誘ってくれたら行きたい
- 後輩の結婚式にはちゃんとご祝儀を用意したい
- たまには家族で旅行に行きたい
一見、ささやかな願いのようで、これがなかなか難しいのです。
これもすべて、家計として夫の借金でのマイナス分を抱えているせいです。
お金を増やす方法はたった3つ。「稼ぐ」「節約する」「増やす」
- 稼ぐ →自分で働いて収入を得る
- 節約する →支出を減らして、自由に使えるお金を作る
- 増やす →資産運用で、お金を使ってお金を増やす
「稼ぐ」「節約する」は、限界が見えている
私は営業職なので、売上達成によるインセンティブなど、若干のアドオンはあります。
ベースアップも、年1回あります。
でも、何万円も一気に増えるわけではありません。
私の、サラリーマンとしてのお給料が、すぐにアップするとは期待しにくいでしょう。
以前から、削れるところは、最大限削って節約しているつもりですが、それも今が限界かな。
もちろん、これからも仕事は続けていきたいです。
銀行の普通預金の利息はすずめの涙
今、銀行の普通預金で得られる利息は、大手メガバンクでは0.001%程度。
100万円預けても年利で10円です。
ATM利用手数料なんて払った日には、一発で消し飛んでしまう金額です。
こんなに預けているのに、自分のお金を一度引き出しただけでチャラになる利息なんてバカバカしいですよね。
銀行のATM利用手数料を限りなくゼロに近づける方法は、もったいない!銀行に払うATM手数料を常に0円にするコツ|ネット銀行を活用しようで、ご紹介しています。
金利が良いとされている、ネットバンクの定期預金なら、0.01%程度です。
それでも、100万円預けて年利で100円。
もちろん少しでももらえるなら嬉しいですが、大差ないのが現状です。
現状とれる唯一の打開策は、投資でお金にも働いてもらうこと
自分で稼げるお金が限られているなら、投資してお金自身で動いてもらうしかありません。
資産運用で、お金を使ってお金を増やすのです。
「なんだかギャンブルみたいで怖い」「かえって損をしそう」などと思うかもしれません。
自分が取れるリスクと相談しつつ、信頼できる投資方法を探して、長い目で見てリターンを獲得できる方法を考えています。
このまま座して死ぬか、戦って勝つか、どっちか選べと言われたら、そりゃ戦うでしょう。
資産運用のやり方次第で、少しずつ周囲に差をつけて、ゆくゆくは豊かな人生を取り戻すのです。
日本円に財産の100%を賭けないで、世界中に分散投資しよう
資産運用する上で、考えていきたいのは、世界中に分散投資することです。
どの商品を買うかよりも、むしろ大事なことです。
今、日本で暮らしていて、普段の生活の中で、日本円以外の通貨を扱うことは、ほぼないでしょう。
買い物をするのも、給与として支給されるのも、全て日本円です。
でも、日本の経済の未来は、明るいでしょうか? 少なくとも、あなたの全財産を賭けるほど、信頼しているでしょうか?
もし「日本の企業を応援したいから株を買うんだ」「オリンピックもあるし、日本経済の活性化は間違いない」とお考えなら、その意思を投資に反映しているのは良いと思います。
ただ、多くの方は、日本経済にそこまでの期待感は持っていないのではないでしょうか。
単に、たまたま日本に住んでいて、手にしている通貨が日本円だったというだけでは?
日本が目指している、年間2%のインフレが起こるとどうなるか
日銀は、2013年頃、景気対策として、年間2%のインフレを目指すと発表しました。
こちらの記事によると、実際には、2013年から2017年の5年間の物価上昇は4.5%程度となっています。
あくまでも、年間2%は目標であり、その通りに進んでいるわけではないのが現状です。
ゆるやかに、方向性として、インフレを目指しているんです。
仮に、本当に年間2%のインフレが起こった場合、30年で物価が1.8倍になる計算です。
同時に、お金の価値が下がることを意味しています。
100円で買えたものが、来年には102円になり、再来年には104円になります。
100円の価値が下がり、100円で買えるものが減っていきます。
生命保険や医療保険などで、満期になると固定の金額がもらえる契約になっているものがありますよね。
その保険金の額面は変わらなくても、実質の価値は目減りすることになります。
円安になっていれば、海外旅行へ行っても、多く費用がかかることになります。
全資産を日本円で保有することは、リスクになる
外国の株式や債券を組み入れたファンドを購入すれば、先進国・新興国を含め、それぞれに資産を分散させることが可能です。
日本に住んでいると忘れがちですが、グローバルな経済社会では、世界の中心となる通貨は日本円ではありません。
日本も、例外なく他国の経済に依存しています。
資産の全てを日本円で保有するということは、リスクになるのです。
国内株式をゼロにしろというわけではありません。
日本経済に頼りきりにならないために、投資だけでも海外の企業にしましょう。
ただでさえ、今保有している預貯金は日本円なのですから。
預貯金だけでは満足な資産は作れない! 投資に目を向けよう
日本も世界の一部なので、諸外国の経済の動きに合わせて、日本円の価値も変わっていきます。
日本は資源が少なく、輸入・輸出で成り立っています。
そんな中で、預貯金・株・土地・その他、自分の資産が、すべて日本円だけというのは、よくよく考えてみたら不安には思いませんか?
投資する金額は、自分の総資産と相談して、月1000円でも、月1万円でも、最初は少しずつ始めましょう。
慣れてきたら、さほど難しくないことがわかるはずです。
思いのほか増えることもあって、楽しくなってきますよ。
私は、投資の可能性に気づくまで、夫の借金を恨んで、黙っていたことを何度も責めて、ものすごく暗い日々を送っていました。
でも、投資の勉強を始めてから、自分もお金のことに無頓着だったんだなと気づきました。
まだまだやれることがあるんだと分かって、少しずつ前を向けるようになってきました。
1日でも早く始めることで、時間差による分散投資効果も高まります。
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セゾン投信に、月2万円ずつ積立投資しています。こちらも、ファンド全体の80%程度が海外資産です。(株式・債券の合計)
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