こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
- NISAでスポット増額するタイミングはいつがいいの?
- NISAの年間120万円を上手に使う方法が知りたい。
- NISAを増額して買い付けるなら、おすすめファンドはどれ?
こんなお悩みにお答えします。
従来NISAでは、つみたてNISAと違って、年間120万円の枠の中で、自由に投資が可能です。
積立買付よりも自由度が高いので、かえって迷ってしまうことも…。
そんなとき、スポット増額する基準が決まっていたら、悩まずに買付できて、スムーズですよね。
この記事を読めば、NISA枠を有効活用して、資産形成を加速させることができますよ。
NISA枠が120万円のうち100万円以上余っている
私が、SBI証券でNISA口座を開設したのは、9月のことでした。
その年は3ヶ月ほどしか投資期間がなかったので、120万円のNISA投資枠が使いきれず、まだまだ余っていました。
投資額(元本)は10万3200円、残額109万6800円となっています。
予備資金が多くあるわけではないので、短期間で100万円以上も一気に投資するのは現実的ではありません。
しかし、2018年からは、セゾン投信でつみたてNISAの申込をしています。
つみたてNISAでは、スポット的に増額することはできません。
残枠を使い切るほどの増額はできなくても、今のうちに少しでも追加投資をしておこうと考えました。
NISAでスポット増額するタイミングは計らなくてもOK
投資信託は、長期的な売買・保有が原則。
ですが、「年末まで」とリミットが決まっているなら、より利益を高めるために「いつ購入するのがお得なのか」と考えてしまうもの…。
でも、ここはあえていいます。
NISAでスポット増額するタイミングはいつでもOKです。
タイミングが関係ない理由1|プロにも値動きは予測できないから
ストレートに、価格が下がったタイミングで購入するのが、より安く資産を得る手段です。
なぜなら、相場を読むことなど、誰にもできないから。
素人はもちろん、どんな敏腕トレーダーでも、未来は予測できません。
特定の日に買えば、必ず儲かるといった法則はないのです。
しかも、個別株式と違って、投資信託の中には、複数の資産クラス(国内株、先進国株など)がミックスされているものもあります。
たとえ、価格が下がったとしても、それが底値だと判断できる基準がありません。
もしかしたら、待っていたらもっと下がるのかも…と思って様子を見ていたら、また上がることだってあります。
上がった・下がったというのは、いつも結果論。将来の値動きを予想するのは難しいのです。
タイミングが関係ない理由2|ブラインド方式で投資信託の値段がわからないから
投資信託には、「ブラインド方式」というルールがあります。
投資信託を、いくらで買った・売ったかは、買った・売った後にならないとわからないということ。
これが、投資信託の相場を狙って取引することを、さらに難しくしています。
例えば、国内株の投資信託の場合、基準価額の算出はその日の株式市場の取引が終わった、15時以降に行われます。
しかし、投資信託の注文申込締切時間は、一般的に14時半~15時の間に設定されています。
「日経平均株価が大幅に下落したから」と15時以降に買付を行っても、投資信託の注文申込締切時間を過ぎているため、その基準価格では買えません。
その注文分は、翌日の基準価額で処理されます。
安値を狙って買うとしても、市場が開いている時間帯に、まだ結果が出ていない中で判断しないといけません。
海外市場に投資する投資信託の場合、時差があるのでもっとややこしい。
国内・海外どちらも取り入れたバランスファンドもあるので、もはや考えることは不可能に近いんです。
NISAのスポット増額は、投資できる時が買い時
積立投資のいいところは、タイミングなどに惑わされることなく、淡々と毎月・毎日決まった金額を投資できること。
投資にタイミングは必要ないって決めたんだから、貫けばいい。
スポット投資するとしても、タイミングをはかる必要はありません。
投資する理由があり、投資できる状況にあるとき、スポット投資すればいいんです。
- 臨時収入があった
- 2017年のNISA枠が余っている
- 余剰資金がある
市場の動きや株価は二の次で、自分にとってのいいタイミングは、自分で決めるのです。
NISAでスポット増額したおすすめファンド
では、どのファンドをいくら買ったかを公開します。
先進国株式・国内株式を中心にチョイスしていますよ。
- ニッセイ外国株式インデックスファンド 2万円
- ひふみプラス 2万円
- 楽天 全世界株式インデックスファンド 3万円
ニッセイ外国株式インデックスファンド 2万円
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、先進国株式の投資信託です。
一時期ものすごく価格が上がっていた外国株式ですが、ここのところ値動きが抑えめでした。
もともとコストが安いので有名でしたが、11月21日〜さらに信託報酬を下げて、0.20412%となりました。
コストは安いにこしたことないですよね!
ひふみプラス 2万円
ひふみプラスは、国内株式のアクティブファンド。
カンブリア宮殿などテレビにも出て有名になった藤野英人氏が率いる、ひふみ投信の商品です。
もともと、セゾン投信と同じく直販投信なのですが、SBI証券など他の証券会社で販売されているのが「ひふみプラス」。
運用手法は、直販の「ひふみ投信」と同じです。
前から細々と積立していたのですが、たった1万6000円しか買っていないのに、+1420円まで増えており、利率8.88%と驚異的な成績となっています。
本来は、高値のものを買わない方がいいのですが、ひふみプラスは今後もさらに評価を高めるでしょう。
ひふみ投信は、YouTubeで毎月の運用方針などの動画を配信しています。
ファンドマネージャーが皆さん顔出しで出演していて、まさに顔の見える運用をしています。
そのあたりが信頼できると感じられる理由。
楽天 全世界株式インデックスファンド 3万円
楽天全世界株式インデックスファンドは、国内外どちらも対象としたファンドで、今回初めて買ってみました。
今年9/29から設定された新設ファンドですが、バンガードのマザーファンドをベースにしているため、安心感があります。
バンガードなら、いつも積立しているセゾン投信もそうなのですが、こちらは信託報酬が0.2396%と、コストが安いのが魅力です。
他のふたつのファンドは、これまでも積立投資していましたが、これだけ初の買付。
NISA枠を有効活用して、資産形成を加速させよう!
NISA枠が余っているからといって、資金がなければ、追加投資はできません。
でも、翌年になってから、通常の特定口座で投資したら、約20%の所得税がかかります。
それなら、余剰資金があるときに…と思って、追加投資に踏み切りました。
NISA枠の使い方に悩んでいる方は、知らず知らずのうちにタイミングを計ってしまっているのではないでしょうか。
ですが、増額のタイミングよりも、自分の資産全体を見渡すことが重要。
そのために、今はバリバリ働いて、貯金と投資を頑張らなくてはなりませんね。
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投資する目的としては、子どもの学費のほか、老後資金が最も大きな理由ではないでしょうか。
いったいいくらあれば安心なのかわからなければ、いくらあっても不安なまま。
必要資金はどれほどなのか、明確にしましょう。
投資は、長期的に考えることが基本。
同じリターンを示すファンドに投資していても、20年を超える長期間投資し続ければ、元本割れの可能性はぐっと低くなります。
市場に長年居座ることが、資産を増やす権利をキープすることになります。